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人口ピラミッドは発展度合いによってピラミッド型 → 釣鐘型 → つぼ型と変化していきます。ア・イは典型的なピラミッド型。ウは釣鐘型に変化していく途中。エはつぼ型です。メキシコも日本も1950年はピラミッド型でしょう。ということは、ウは現在のメキシコ、エは現在の日本です。アとイの見分けについては男女差でできると思います。日本は第二次世界大戦で多くの男性が戦死したため男性のほうが少なくなっています。
また、1946~50年生まれの人口については、メキシコは現在でもピラミッド型に近いということは、ずっと減り続けていることがわかります。一方、日本ではある程度の年齢まではあまり減らないのが特色です。ここから解くことができると思います。
答 ⑤
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特殊出生率も国の発展と比例します。(だから人口ピラミッドが少子型になる)
また、一人あたりGDPについては、(国内と国民ですので細かい違いはありますが)ほぼ同じ指標だと思って構いません。
すると、GDPだけでもかなり答えに近づくことができると思います。
そのうえで、出生率についてですが、(出生率の数値は2018年)
フランス
少子化対策に成功し、先進国の中では出生率は高いほうです。(1.88)
中国
一人っ子政策を終わらせましたが、経済発展とともに出生率が低下傾向です。(1.69)
ちなみに、「二人っ子政策」どころか2021年からは「三人っ子政策」ともいわれる状況になっているくらい少子化は深刻な問題ととらえられています。
アメリカ
ヒスパニックが多いため若年層が多く、出生率も高いのが特色です。(1.73)
その他に出生率が高い国としては北欧などが挙げられます。社会保障の充実は出生率に結び付くんですね。また、韓国は出生率の低下が激しいのが現状です。(0.98)
日本の出生率は大丈夫ですね?確認してください。(1.42)2022年の数値は1.26と発表されました。すごい減り方ですね。
答 ②
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X群は平均寿命が短いことから発展途上国だとわかります。よって、ク。サハラ以南のアフリカなどがポイントになります。
Y群とZ群の見分けが問題。日本・中国・ロシア・アメリカが含まれるキとオーストラリアや中東が含まれるカの見分けです。
両者とも平均寿命が高いですが、死亡率に差があります。死亡率について、平均寿命が同じならば、人口が増えている国のほうが死亡率が小さくなります。(子供が多いのだから当然ですよね?)
ということは、日本は人口が減っているのだから死亡率は高い国ということになります。
よって、Y群がキ、Z群がカです。
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都市人口率は先進国ほど高くなります。農村人口率はその逆。これが基本です。
しかし、発展途上国も近年大きく発展してきています。21世紀にはいると世界全体でも都市人口率は50%を超えるようになってきました。
そして、人口そのものも発展途上国は増加しています。
以上のことを考えると、①④はそもそも人口が増えていますから発展途上国です。そのうち、以前は少なかったのに急激に増えた①は都市、④が農村となります。
逆に、②③は先進国ですが、ずっと割合が少ない②は農村、③が都市となります。
このようなものも参考にしてください。
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移民も近いところに移民する人は多いはずです。しかし、同時に旧宗主国はつながりが深くなりますし、言語が同じ国にも多くなるはずです。
まず、旧宗主国をチェック。インドはイギリス、モロッコはフランスとスペイン、ブラジルはポルトガルです。ブラジルは公用語もポルトガル語ですね。
ということで、西アジアへの移民が多いのはインド。ヨーロッパへの移民が圧倒的に多いのはモロッコ。ジブラルタル海峡を渡ればスペインですね。そして、アングロアメリカへの移民が多いのがブラジルです。
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日本に来た事情を考えましょう。
韓国・朝鮮籍の人たちは第二次世界大戦のころからいる人も少なくありません。いわゆる在日2世・3世という人も少なくありませんので、高齢化が進んでいます。だんだん数としては減少しています。
中国籍の人は留学生や技能実習生が多いので若い人が多いでしょう。
ブラジル籍の人は1990年の入国管理法改正により日系3世までの就労が認められました。そのため日本に来た人も多く、男性が中心です。ただし、家族で来た人も少なくないため、若年層もそれなりの数いることが特色です。
フィリピン籍の人は、興行ピザ(芸能活動やプロスポーツ)による入国が多いのが特色です。そのうえで飲食業・接待業に従事する女性が多く、日本人と結婚した人も多いのが特色です。
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首位都市というのもよく出題されます。その国の中で一番人口が多い都市ということです。
さて、地理で「1000万都市」というのは覚えておくといいことがあります。1000万人の人口ですからかなり大きいですね。そのBIG CITYに皆さんはいるわけです。
ところで、インドの人口は13億人。仮に1000万都市があったとしても首位都市の人口割合は1%にもなりません。つまり、③とか④がインドということはあり得ません。
また、都市人口率は先進国のほうが大きくなります。この4つの国の中で先進国といえばイタリアとカナダでしょう。すると、②・④があてはまります。
以上のことから③がバングラデシュとわかります。首都ダッカは1000万都市。人口1億5000万人の10%が住んでいる!
ちなみにイタリアの人口は6000万人程度。カナダは3500万程度。トロントは首都ではありませんが、人口550万人。非常に発展した都市です。きれいな都市なので、ぜひ行ってみてください。ピザとクラマト(世界最高に美味しいトマトジュース)がとても美味でした!
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階級区分図の読み取り問題。特に知識は必要ない。
下線部をよく読み、図と突き合せれば③が違うということは見つけられる。
人口に関しては以下のような解説も作ったので、参考にしてください。
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一人あたりGNIが高い①がイギリス。低い④がナイジェリア。アルゼンチンとマレーシアは10000ドルくらい。
……これだけでは解決しませんね。
先ほどやった都市人口率です。ラテンアメリカ諸国はヨーロッパ人が入植した際に都市を建設したことと、農村で大規模な農業がおこなわれているため人口が少ないことから都市人口率が高いことが特色です。
一方、東南アジアは農業規模が小さい稲作地帯であるため、都市人口率は低くなります。
これを考えると、②がアルゼンチン、③がマレーシアでしょう。
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40万人の都市というとかなり大きな都市です。日本でいえば、40位には入ってくるレベル。千葉県柏市・松戸市など、埼玉県だと川越市は35万人、川口市は60万人です。
そうすると、都市の中心部はかなり「都心」としての機能を持っていることになります。そこに近いところが人口密度が高くなりますね。
一方、そこから離れると第一次産業の割合が高くなります。老年人口も第一次産業と同じような分布になるはず……だとすると、区別ができなくなります。
ここでポイントは老年人口「割合」です。
老年人口が高くなるのはそこに長い間住んでいる人が多く、若い人が流入しない場合 = 農村です。
そして、若い人が流出していく場合もこれにあたります。
「都心」ではどんどん開発が進み、オフィスビルなどが増えることで人口の流出が起こります。これをドーナツ化といいますね。しかし、以前から一軒家を持っていてそこに住んでいる人はずっとそこに住み続ける場合があります。したがって、都心部も老年人口割合が高くなるということです。もちろん、駅前にタワーマンションができるなど特殊な場合は除きますが、東京ではふつうにみられることでも、日本全体から言えば特殊な例になります。
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基本的に移動しやすいところへの移動が多くなる。当たり前のことですね。
もちろん、文化圏の問題はありますが。
そう考えると、東北地方は関東以外には非常に行きづらい。そうすると、関東が圧倒的に多くなります。一方、中国地方は大阪圏が圧倒的に近い。首都東京に行かなくてはならないことはそれなりにあるだろうけど、名古屋とのつながりがそこまであるとは思えない。
甲信越は圧倒的に東京に出やすいでしょう。「首都圏」と言ったら関東地方+山梨県ですよね。
となると、北陸は大阪・名古屋とも結びつきがそれなりにあり、東京にもでられるという条件から選べます。
ちなみにこのグラフは北陸新幹線開通前のもの。現在の状況はどうなっているんでしょうか。
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まず、都市人口率で先進地域と途上地域を分けられます。
①②が先進地域 = オセアニア・ヨーロッパ
③④が途上地域 = アジア・アフリカ
でしょう。
そして、人口500万人以上の都市が圧倒的に多いのはアジアですね。
また、オセアニアには人口500万都市は1つもない。これも覚えておきましょう。
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首位都市を覚えるだけでなく、首都が首位都市でない国もある程度覚えておいた方がいいと思います。まず、トルコ。首位都市イスタンブールは1000万都市ですが、首都はアンカラです。
そして、カナダやオーストラリアは首都(オタワ・キャンベラ)は第2位ですらありません。
なお、ヨーロッパ主要国は首位都市=首都と思って大丈夫でしょう。
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まず、人口減少が激しい地域はこの3つの中では長崎市でしょう。
次に2次産業の割合が高いのは豊田市でこれも問題ありません。
豊田市は工場労働者が多いので、65歳以上の割合も低くなっていますね。
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人の移動というのは、地理で話題になりやすいです。(実は、歴史科目でも同じです)
西アジアは肉体労働者を外国からの労働者でまかなう傾向があります。
また、東南アジア~西アジアは家政婦に家事を任せるという文化があります。この労働を行うのも外国人労働者。よって、この地域の貧しい国からは労働者が海外に出ていく傾向がみられます。
インドでは、IT産業が国家の戦略もあって発達しています。
ブラジルは明治時代に日本から農場労働者を移民として受け入れました。よって、これが間違えです。
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これも、一つの指標に注目した方が説きやすい問題ではないでしょうか。
人口増加率は アフリカ > アジア > ヨーロッパ となるはず。これがそのまま出生率の差です。
ところで、女性の労働力率については、イスラーム圏では低くなる傾向があります。イスラーム社会の特色として覚えておきましょう。また、女性の労働率は出生率と反比例する傾向があるのも大丈夫ですね。
一つの指標に注目する = 簡単に考えるということです。難しく考えすぎないようにしましょう。
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