共通試験 試作問題 24-6

問1

まず、わかりやすいものからやっていく。

地区bは農村地域とある。当然高齢化が進んでいると考えられる。
単身世帯も少ないだろう。すると、イがこれに当てはまる。

次に地区a。工場・量販店に隣接した低層のアパートやマンションとある。
工場・量販店に面した住居というのは決して条件は良くない。
そこに住むのは独身の若い人が中心。
職場から近く生活の利便性も高い地域。
「低層のアパート」というのがキーワード。
よって、アがこれに当てはまる。

最後に地区c。キーワードは「ニュータウン」。
戸建て住宅が中心なので、若い夫婦が住んでいるイメージ。
多くは小さい子どもがいるだろう。
これが、建設されてから時間が経っていると
子どもが少なくなり、高齢化も進むだろうが、
「最近になって造成された」とあるので、子どもが多いはず。
よって、ウがこれに当てはまる。

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問2

すごい難問ではないが、考えずらい問題と感じました。

北部地域は山地が広がるとある。
ということは、農村地帯なのではないか。
若い人が少なく、高齢化が進んでいる。
そのようなところは、築年数が高い建物も多く、倒壊の危険性が高い建物が多い。
また、一戸建ての家はほとんどが木造であり、倒壊の危険が高いというのも納得がいく。

一方、中央地域は市街地。
若い人が多く、人の出入りも激しい。
新しい住民も多く、単身者も多い。その結果集合住宅も多くなる。
また、住宅が古くなると、新しい住宅になることも多い。
集合住宅は鉄筋のものも多く、その分倒壊の危険性も低くなることが多い。

以上のことから、北部の方が高いAが「倒壊の危険性がある」
キは「集合住宅」

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問3

これも迷った問題。

まず、条件を確認すると

・ 高齢化が進んでいる地域
・ 食品スーパーが近くにない地域
・ 公共交通が不便な地域
・ 坂道が多い地域

となる。

高齢化率は
① 低位、②中位、③高位、④高位。
800m内にスーパーがないのは②と④。
坂道がある(起伏がある)場所は②と④。

以上の条件を一番満たしているのは④。

ただ、②である可能性もあるよね?
②は高齢化がすすんで北地域で、④は元からの高齢化地区。
そんなことも考えたけど、資料からこれ以上は読み取れない。
④が正解でいいでしょう。

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問4

図を丁寧に読み取ればできる問題だと思います。

まず、地図を確認。
「住居系」と「商業系」「工業系」を結ぶ地域に渋滞が起こるとある。
そして、地図では「住居系」は北、「商業系」「工業系」は南にある。
ということは、渋滞が起こるのは南北を結ぶ道路ということになる。

次に、東西を結ぶのは鉄道。
鉄道は基本的にその街の中だけを走るのではなく、他の街と繋がるためにある。
ということは東西の交通というのは(鉄道のように)他の街に行くために使われるのだろう。

そうすると、通過するだけの交通は東西になる。サは東西が正解。

次に、計画道路を確認する。
これは街をぐるっと囲むように計画されているのがわかる。
当然「環状」が正解になる。

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問5

この問題もいい問題ですね。
ただ、皆さんは引っかかったというか、答えが見つからなかったかもしれない。

順番に検討していきましょう。

① これは正しいでしょう。
郊外の駅に駐車場を作ることで、家→都市部という自動車の流れを家→駅とし、駅からは電車を使ってもらおうということ。その目的は中心市街地に車を流入させないことだから正文。

② これが正しくないことに気がつきましたか?
中心市街地の周りに課金ゲートがあるから正文、では検討不足。
この街が何をしようとしているかというと、周辺部から中心部への自動車の流れを遮断しようとしている。これは、①からもわかる。
ということは、このゲートも郊外から中心部へ向かう自動車の課金ゲートと考えるべき。
おそらく、中心部から郊外に行く時は課金されないのではないか。
(もしかしたら、中心部に住んでいる住民は帰る時も課金されないかもしれない。)
ということで、これは誤文になる。

③ これも正文。
郊外の住宅街までLRTなどを建設することで、自動車がなくても外出しやすい街づくりができる。
近年で話題になったのは宇都宮LRTや富山LRT。
ただ、LRTの建設はこの問題からもわかるように「コンパクトシティ」を目指すのとは違うベクトルのように思う。
私のイメージ(あくまで私のイメージ)はお団子があって、そのお団子を串で突き刺す感じ。
一つ一つのお団子が小さくても、結ぶことで利便性が高まる。
やっぱり、交通は「結ぶ」「流す」ということが達成できないといけないということでしょう。

④ これも正文。
造船は過去に花形だった産業。今は斜陽産業であることは致し方ないところ。
(絶対に必要な産業ではあるけれど)
そこにサイエンスパークを作るということは、先端技術産業などを誘致しているということでしょう。
まさに再開発、ですね。

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問6

答えを出すことはそれほど難しくないのではないでしょうか。

まず、東京都が表示されている。
東京都はタが低く、チが高い。
当然、持ち家率が低く、通勤時間が長くなる。
(皆さんは違うかもしれませんが)
東京の場合、西側が主な住宅地。
多摩地区などが有名。
その地域に住んでいると、例えば新宿などに出てきてそこから職場に向かうことになる。
この新宿などを「副都心」と言い、そこからはJRだけでなく私鉄も郊外に向かって伸びている。
新宿から多摩地区に私鉄で向かうとわかるが、結局新宿まで短くても30分以上かかる。
つまり、職場までの通勤時間は非常に長くなるということ。

ところが、その他の都市圏だとここまで長くならない。
都市圏自体がそれほど大きくないから。
イメージとして、「東京都市圏>大阪都市圏>名古屋都市圏>地方の都市圏」でいいと思う。
ちなみに大阪都市圏は明らかに東京都市圏よりも通勤時間は短いらしいです。

(だから、東京都より通勤時間が長い3つの点は東京都市圏にあって東京以外のところ。千葉・神奈川・埼玉だと思います。)

次に、奈良と福岡。
奈良は大阪府のベッドタウン。奈良駅から大阪中心部までは40分ほど。
千葉駅から東京駅、横浜駅から東京駅、大宮駅から東京駅というイメージ。
バッチリベッドタウンですね。

それに対して福岡はそこが都市圏の中心。
でも、上記の通り、東京都市圏よりも小さいので、通勤時間自体はあまり長くない。

問題を解くのに重要なのは持ち家率。
当然福岡の方が低いよね。
だって、都市圏の中心だから。
奈良は家が手に入りやすいからベッドタウンになるんだよね。

ということで、奈良はQ。
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問7

これ、マが考えずらかった。
ミ・ムを先に考えたら簡単だったように思います。

まず、問題点は何かというと、

マ:大都市は家賃が高い、ラッシュがひどい
ミ:地方は車がないと生活できない
ム:空き家が多いから活用したい

ということ。これと解決策を結びつけていく。

S 住宅や商店、病院などを一定の範囲内に再配置する。
これぞコンパクトシティ、だね。
小さい範囲に住宅・商店・病院を集めるんだから、これはミの対策でしょう。

次はT大企業の本社や国の機関を地方に移す。
これって、空き家をなくすためなのか、家賃が高くラッシュがひどいことの対策なのか難しい。

でも、これって大規模な都市というか国土の再開発ってことだよね。
ということは話が大きい方を選べばいいんじゃないかな。
マがこれにあたる。
例えば、東京にある大企業・国の機関が地方に移転したとする。
そうすると、今地方にある空き家に人が入居してくれるということもあるかもしれないけど、それより街自体が作り替えられるのではないでしょうか?
そして、人の移動にとどまらずさまざまなものが地方に移動する。例えば、物流も地方に向けての異動が大きくなるから、東京から人だけでなくモノの移動も少なくなる。だから、渋滞の解消になる。

それに対して、U地方移住に対する支援は影響が小さくなる。
人が移動して、地方にある家に入居し、地方にある仕事に就くというイメージ。
そうすると、空き家の活用になるよね。

ということで、Tがマ、Uがムでいいんじゃないかと思います。

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