問1


一目、めんどくさい問題。
まず、乾燥指数は「降水量 ÷ (気温+10)」ということを確認。
で、これが0〜50の間になるわけだが、
例えば1になるのは「降水量が気温−10」の時。
でも、これって随分降水量が少なくないですか?
だって、気温が30度(これも結構高い)の時に、降水量が30mmでしょう?
随分少ないなって感じですよ。
ましてや、年指数で1を切るってことは、もう雨がほとんど降らない。
つまり乾燥気候、砂漠ってことでしょう。
だから、ウは砂漠気候なんじゃないかな?
そうすると、場所としてはbかな?
次に、アとイを比べる。
年指数は同じくらいなのに、夏指数に大きな違いがある。
アは夏指数が年指数と同じくらいなのに、
イは夏指数が低くなっている。
ということは、イは夏に降水量がとても少なくなるということ。
そうすると、地中海性気候なんじゃないかな?
場所はa。
残ったアがc。湿潤な気候となる。
もちろん、dはもっと湿潤な場所ですね。
さて、あとは文章との組み合わせ。
Eは「夏に休閑」とあるので、これが地中海式農業。
Fは「雑穀・牧畜」とあるので、ある程度雨が降る気候。
Gは「遊牧・灌漑農業」とあるので、乾燥気候。
この場合の灌漑農業はオアシス農業のことですね。
選ぶのは地点cのものだから、アとFを選べば良い。
●●●問2

これも「考える」問題。
アフリカの地誌の大問ということになるのだが、高知について問うている。
まず、カは簡単。日本の太平洋側では「夏雨型」になる。
で、キ。一瞬迷ったが、「里山」というのがヒント。
里山という語は(勝手なイメージですが)国語の文章によく出てくるように思います。
森林(自然)と人間の住んでいるところの間にできるところ。
ここから人間はさまざまな恵みを受けている。
薪炭を得る、落ち葉などを肥料にする、など。
したがって、里山は大切に維持されてきた歴史がある。
とすると、わざわざ「肥料の散布」をするのはおかしい。
そもそも、休耕中の土地は里山が担っていた役割を担うとある。
そこに肥料の散布というのは里山の役割ではない。
したがって、「森林産物の採集」が選べる。
最後にク。
高知で何が進んだ結果焼畑ができなくなったのか。
当然「過疎化」。
だって、森林破壊が高知で進むわけないですよね。
(高知県に恨みはありません。)
山陰地方と南四国地方は過疎で悩んでいる地域。
そこで森林破壊って何のために、誰がやっているのかわからない。
問3

これ、難しくないですか?っていうかスッキリしない感が残りました。
でも、説明しなくてはいけない。頑張ります。
まず、サが宗教、シが語族はいいと思います。
語族というのは言語を仲間分けしたものですね。
① アフリカで最も広域に分布する語族2つはヨーロッパに起源があるって、そんなことあるわけがない。だって、そうしたらヨーロッパの人が話している言葉と、アフリカで話している言葉が元々一緒だったってことですよね。シの図でアフリカに広まっている2つの色がヨーロッパにもあるよって言ってるわけだけどそんなこと絶対にない。
ここまで書いて思ったんですが、もしかして語族をサと勘違いした場合にこれを正しいとしちゃうのかな?だけど、アフリカで広域に広まっている宗教2つってイスラーム教とキリスト教。ヨーロッパに起源はないですよね。どっちにしろ誤文。
② 一つ前の選択肢にかいちゃいました。イスラーム教もキリスト教も起源は西アジア。アフリカではありません。ちなみに数十年後にはキリスト教徒が一番多い地域は欧米でなくアフリカになるそうです。アフリカの人口爆発、すごいですね。
③ これが迷いました。要するに二つの図について、アフリカの地中海沿岸では同じように色が塗ってあるけど、西アジアでは違いますよね、ってことですよね。アフリカの地中海沿岸はいいと思います。両方とも一色に塗られていますよね。問題は西アジア。同じとも言えるし違うとも言える……。まあ、違うのかなと思った決め手はトルコとイラン。これだけ大きな国が2つも色が違う(しかも両国とも西アジアの大国である)のだから、同じように塗ってあるとは言えないのではないか。と思いつつ、④を判定しました。
④ マダガスカルはキリスト教が広まっている。これはフランスの植民地だったことに関係している。しかし、語族はマレー系。マレー系の人々が移住してきたところであり、だから米を主食としている。まあ、どっちが宗教でどっちが語族か分からなかったとしても、西アジアと同じ色は塗ってないからそこからわかりますね。
●●●問4

中国とアフリカ諸国の関係を理解していればできる問題。
中国は21世紀に入って急激な経済発展を遂げ、GDPは世界第2位の大国となった。
元々は繊維製品、近年は機械類の輸出が主力産業である。
ところが、中国とアフリカ諸国は非常に遠い。
また、アフリカには貧しい国が多いため、中国からの輸入がそれほど大きくなるとは思えない。
一方、アフリカは資源がたくさん採れる。
そこに目をつけた中国はインフラ・経済援助などを通してアフリカ諸国に近づく。
その結果、アフリカ諸国から多くの資源を輸入することに成功している。
その一例がアンゴラ。
ポルトガルから独立したあと民族対立から内戦が起こったが、2002年に終結。
その後、中国からの援助で国内を安定・発展させている。
そして、アンゴラは産油国。この石油は中国に輸出される。
霞関会HP 駐アンゴラ大史 丸橋次郎氏の記事より引用
上の図を見てみましょう。赤い部分が中国。
中国のやり方には賛否があるのは知っています。(スリランカなんか大変なことになっている)
でも、「関係を深めて、輸出入を盛んにする」という部分については間違っていない。
こんなことを知っていればいいのではないでしょうか?
また、これを知らなくても、モロッコとかエジプトは絶対にヨーロッパとの関係が深くなるはず。
そこからも判断できます。
問5


まず、合計特殊出生率について。
これは女性一人当たり何人の子どもを産んだかという数値。
基本的には出生率(人口1000人あたりの生まれた子どもの数)と比例する。
ただし、日本国内の話だと比例しなくなるので注意。
そして、経済発展という語もある。
これはGDPとかGNIを指標とすればいい。
これを人口で割って一人当たりを出すと、その国の経済発展度合いがわかる。
ところで、経済発展するとはどういうことでしょう?
地理のテストでは一人当たりGNIやGDPが大きくなることと同義でいいと思います。
これ、一人当たりがポイント。
国全体で稼ぐお金が大きくなれば、当然一人当たりの数値は大きくなります。
そして、もう一つ。
女性が働くようになると大きくなります。
当然だよね。
家事労働が意味がない、大変じゃないなんていうつもりはありません。
でも、「お金」が発生せず、GNIやGDPが大きくならないというのも事実。
女性の社会進出が進めば必然として経済規模は大きくなります。
しかし、女性の社会進出が進めば少子化が起こるのは当然。
もちろん、そうならないように社会のしくみを作ることは大切だが、
現実としては経済発展が始まった途端にそのようなしくみができるということはない。
ここからわかることは
経済発展と合計特殊出生率は反比例するということ。
次に乳児死亡率(1歳までに亡くなる子どもの割合)。
これは経済発展との関係はどうなっているか?
経済発展すれば、当然医療設備などが整う。そこで、乳幼児死亡率は低くなる。
つまり、経済発展と乳児死亡率は反比例。
(よって、合計特殊出生率と乳児死亡率は比例)
図6のNは合計特殊出生率と比例している。
したがって、乳児死亡率が正解。
ちなみに、がん死亡率は経済発展とどういう関係にあるか?
がん死亡率が高くなるのはどういう国か?
これは平均寿命が高い国。
長生きするということはそこまでにかかったさまざまな病気が治っていくということ。
でも、ガンにかかると治らなくなってしまうということですよね。
死因が「老衰」とか「心不全」とかって実はその原因がガンということが多いような気がします。
平均寿命が高いというのは経済発展とどのような関係があるか?
当然、比例関係にあります。
つまり、経済発展するとガン死亡率は上がるのです。
となると、このグラフとは相容れないものです。
食生活の洋風化はわからない。
なんでこれがあるんだろう?引っかからないでください。


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