問1


悩む問題である可能性があるが、よく考えて欲しい。
①は正しい。シリア難民問題が有名だが、地図からも判断できる。
②も正しい。例えば、ウクライナ紛争が起こったことなどである。
③も正しい。黒っぽい線の近くに灰色の線が多く存在している。
ということは、難民発生地の近くで受け入れているということ。
④が誤文。これが正解。
まず、アフリカのウガンダがどこにあるのかはぜひ地図で調べてほしい。
(一応、こちらからみられます。)
ただ、共通試験で地名を知らないと答えられない問題が出るとは思えない。
まず、この文章で言っているのは「GDP1ドルあたりの難民受け入れ数」である。
GDPは経済力を表す指標。GNIなどとほぼ同じであると考えていいだろう。
当然、ドイツは圧倒的に大きなGDPであるが、
ウガンダがアフリカでトップクラスのGDPを誇る国だとは考えずらい。
つまり、GDPはドイツが圧倒的に大きいことが予想される。
しかし、難民受け入れ数がそれほど変わらないのであるならば、
GDP一ドルあたりの難民受け入れ数はウガンダの方が大きくなるはず。
「ウガンダ?どこ?」ということで焦らないで解いてほしい。
●●●問2

これもタンタル、コンゴと馴染みのない単語がよく出てくるが知識で答えることができないだけで、
考えれば正解できる問題のはず。
① ブラジルとコンゴを合わせると1000を超える。その他が800台なので、2国で半分を超えるのは正文。
② これは微妙だが、「一部の鉱山が」とある。つまり、その他の鉱山は普通に管理されているということだから、コンゴ産のタンタルを禁輸にすることはその他の善良な労働者・企業を圧迫してしまうことになるだろう。正文。
③ 完成品メーカが紛争鉱物が含まれているかを最も特定しやすいとあるが、当然最も特定しやすいのはコンゴに近いところ。だって、完成品メーカーはたくさんの部品を扱うだろうから、その中に紛争鉱物が含まれているか「最も」特定しやすいということはない。コンゴからタンタルを輸入している業者、コンゴでタンタルを輸出している業者の方が特定しやすいだろうし、産出しているところから直接購入する企業、産出している鉱山を運営している企業はもっと特定しやすい。
したがって、これは誤文。正解になる。
④ これは正しい。リサイクルを進めることで取引価格が下がる。儲からないとなると、違法取引も減少する。
消費者が紛争鉱物を利用しないというのが解決策であることは間違いないが、そんなことできないというのはわかると思う。コンゴ産タンタルを使ったものを使うのをやめよう!と言われてもできないでしょう?つまり、先ほどの図の上流に行くほど特定しやすく、下流に行くほど特定しずらいということ。
●●●
ザンビア、と言われるとびっくりしてしまうが、アフリカの国だなぁくらいのイメージがあれば十分。
そもそも、オーストラリアが答えられれば正解できる。
ア 隣国で内戦があったとある。少なくともオーストラリアではない。実はこれザンビア。2002年まで隣国のアンゴラで内戦があった。ザンビアは比較的安定した政治が続いている国だが、隣国は決して安定していない。銅など鉱山資源が取れる地域ということも影響している。
イ これがオーストラリア。「移民国家」というのが一つのポイント。また、ベトナム戦争の時に難民をたくさん受け入れたとある。難民というのは着のみ着のまま逃げ出すというイメージ。紛争の時だからそれはそうだよね。そうなると、地球の裏まで逃げるというのは困難。もちろん、一旦隣国に逃げた後どこかに行くということはあり得るかもしれない。でも、まずは近くの国に逃げるでしょう。であるなら、この3つの国でオーストラリアにベトナムの人が逃げるというのは合理的。
ウ これがイタリア。北アフリカからの難民というのがヒントになる。北アフリカの難民がサハラ砂漠を渡ってザンビアに逃げるということはないでしょう。
上の文章でもわかる通り、難民の移動は「近い国へ」が一番わかりやすい。一方、受け入れについては問1で扱った通り、ある程度の経済力が必要。貧しい国は受け入れる余裕はないですよね。
次にグラフ
文章中の年号との整合性を考えれば解ける。
まず、オーストラリアから。ベトナム戦争の時に難民受け入れが多かったのだから、1980年代前半まで多かったCでしょう。ベトナム戦争って1973年に終わったんじゃないの?と思う人もいるかもしれませんが、それはアメリカが負けただけ。その後ベトナム統一、そして第3次インドシナ戦争と争いは続きます。したがって、1980年頃はまだベトナムからの難民が結構な数いたということですね。
次にイタリア。2010年以降難民が急増し、負担が増えているとある。するとBがこれにあたる。そしてザンビア。2002年まで隣国で内戦とあるのだから、Aがこれにあたる。
●●●問4


これは書いてあることをしっかりと読み取れば正解できるのではないかな。
まず、EとFから考える。
Eは紛争解決・平和構築だから政治の仕事、国の仕組みを整える方向のことだよね。
だから、bでいいのではないかな?
選挙・民主化が達成されれば紛争解決・平和構築に一歩踏み出せる。
当然、貧困などの問題が解決に向かえばそれだけ紛争の可能性は下がるということではないかな。
Fは人道支援・開発協力とある。また、その上には難民の安全や人権に対する侵害とある。
つまり、「人」を守ろうということ。だから、aでいいのではないかな。
教育を施す、職業訓練をすることで、各個人が仕事をして生活ができるようになる。
また、教育をすることによって一人一人の能力を上げ、人権に対する意識も育てるということ。
次にカとキ。
これはキのほうが考えやすい。
「受け入れ社会との摩擦」「文化・宗教」とある。
ここからy多文化共生でいいと思う。
そうすると、カは「受け入れの地域差」を解決するために、
「国際機関」「国」「NGO」などが活躍するとある。
そうすると、x責任の分担でいいのではないでしょうか。

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