共通試験 試行調査 29年③

問1

① ヨーロッパは中位の国が多い。また、「国土面積が小さく」とあるが、この地図はカルトグラムなので、国土面積はわからない。

② この地図における国の大きさは人口を表している。よって、アジアは人口が最も多くというのは正しい。(アジアの国々が最も大きく示されている。)また、人口密度についても高位・中位の国が多くなっているので、この文章が正しい。

③ この地図から人口増加率はわからない。

④ これはラテンアメリカと中央アメリカが逆。このように「入れ替えれば成立する」という文章を作るのは正誤判定問題でよくあるパターン。

正解:●●●

問2

まず、A〜Dの国名を確認する。
Aはフランス、Bはインド、Cは中国、Dはブラジル。

そして、人口ピラミッドは国の経済発展とともにピラミッド型→釣鐘型→ツボ型と変化していく。
つまり、現在その国の経済発展がどのくらいまで進んでいるのかでも判断できる。

さらに、この人口ピラミッドの横軸は実数ではなく人口に占める割合。
ということは、少子化が進んでいる国であれば、一番下の横棒が短くなるはず。

人口増加率の目安として、大きく分けて、
ヨーロッパ・日本などの先進国 = 0%
東アジア諸国 = 0.5%
ラテンアメリカ諸国・東南アジア・南アジア諸国 = 1.5%
アフリカ諸国 = 2%

とよく言われる。ただし、合計特殊出生率で言うと、韓国や香港などは日本より低いので注意。

上記のことを踏まえると、
フランスは人口増加率が一番低い。
次に低いのが中国。
そしてブラジルとインドが高くなる。

それが一番下の棒の長さに対応するはず。

すると、ブラジルは②か④となる。(どちらかがインド)
ところで、インドは2023年に人口が世界第一位になったと言うニュースをご存じだろうか?
とすると、インドの方が近年人口が増えているはず。
20歳以下の人口を見ると②の方が多い。
と言うことは、②はインドと考え方が良さそう。

正解:●●●

問3

BRICS諸国というのもよく問われている。
今回はBRICSに続く国。

まず、問3の内容からアがナイジェリアとわかる。
ただし、この数値を見てわかる通り、経済成長「率」はとても高い。

次に、イとウではイの方が豊かな国である。ここからメキシコとわかる。
メキシコはアメリカの隣国であり、アメリカに輸出する自動車工場などがたくさん建設されている。

正解:●●●

問4

これ、難しくないですか?かなり迷いました。

aは「ファベーラ」はブラジルでスラムを表す言葉。ここを知識で問われることは共通試験ではきっとないはず。だから、ここは正しいと考えていいでしょう。リオデジャネイロは港町であり、沿岸部が開発されているのは正しい。すると、その周辺部にスラムが成立する。そこが傾斜地というのは正しいだろう。正文。

bは上海。沿岸部に高層ビル群というのは写真からも正しいとわかる。世界的な商業・金融の中心地とあるが、金融に関して「世界的な中心地」と言えるかは微妙だが、GDP世界第2位の国の経済の中心地であるのだから、あながち間違っているとは言えないのだと思う。

cは正しい。まさかドバイのビルは「世界最高層ではありません」というクイズのような問題が出題されるとは思えないので、正文。

正解:●●●

問5

日本における大都市とあるが、イメージしやすい都市で考えれば良い。
例えば東京。

Eの内側の無印の部分が都心部。東京駅周辺など官公庁や大企業が集中している。

その周辺のEは副都心だろう。新宿・渋谷・池袋とその周辺だが、便利な立地なので中小の工場・商店が作られ、その周辺に住宅地も存在する。早い段階で発展を始めたので昔ながらの住宅街・商店街なども見られる。

その外側のFは鉄道沿線に住宅地が開発されている地域。私鉄が走るとその沿線が住宅地になり、始発駅などにデパートができるというのが開発のパターン。

その外側のGは沿岸部なので大規模な工場が作られている。

正解:●●●

問6

具体的な都市名を挙げず、抽象化した文章で出すのは共通試験のパターン。

昼夜人口比率は「昼間人口 ➗ 夜間人口 ✖️ 100」で出せる。
昼間に人口が多ければ100を超える、夜に人口が多ければ100以下になる。

まず、Xは地方都市とある。地方の中心になっているのだから、仙台や広島など。
当然昼に人口が多くなるが、東京ほどではない。通勤圏は狭い。
つまり、その都市の周辺部から中心部への移動が多く、都市の昼夜人口比率は昼間に若干増える程度。
よって、チ。

次にYは副都心とある。イメージは新宿や池袋。
当然昼間の人口が多くなる。これがタ。

最後にZはベッドタウン。市川、所沢などあげればキリがない。
当然昼間に人口が少なくなる。これがツ。

正解:●●●

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