貿易の拡大と変化
① 第二次世界大戦前
複数の経済圏の形成 = (ブロック経済) … 本国と植民地間でのみ貿易を行う
(1 )化
以上のことにより貿易は縮小。国際経済が破綻 → 弱い国はやっていけなくなる → 第二次世界大戦の勃発
② 第二次世界大戦後
戦前の反省から、新たな国際秩序を形成 = (2 )を目指す
(3 )=国際通貨基金・(4 )体制
(3 )… 1944年のブレトン=ウッズ協定によって通貨と為替相場の安定を目指すためにつくられた国際機関、ブレトン=ウッズ協定では(5 )を基軸通貨とすることが決定された。当時は固定相場制
(4 )… 関税の引き下げ、輸入制限の撤廃など(2 )を目指すための協定
(5 )… 国際復興開発銀行=世界銀行の設立などが行われる
自由貿易体制を目指すが、同時に経済的に弱い国を保護し、国際ルールを決め、国際経済の安定を目指した。
③ 貿易体制の発展
1995年 (4 )が発展的に解消され、(6 )世界貿易機関が設立される
モノだけでなく、サービスや(7 )保護の国際ルールを明確化
紛争処理のルールも明確化、セーフガード(緊急輸入制限)も認める
④ 地域的統合
協定
2つ以上の国が(8 )=自由貿易協定や(9 )=経済連携協定を締結
(8 )=自由貿易協定とは、財・サービスの貿易に関する関税や数量規制などの撤廃を行うもの
(9 )=経済連携協定とは、財・サービス以外に知的財産権や投資などの連携も含む協定
日本が結んでいるFTA
ASEAN、インド、メキシコ、チリ、スイス、EU
日本が結んでいるEPA
シンガポール、メキシコ、マレーシア、チリ、タイ、インドネシア、ブルネイ、フィリピン、ASEAN、スイス、ベトナム、インド、ペルー、オーストラリア、モンゴル、EU、TPP(環太平洋経済連携協定)
EU(ヨーロッパ連合)
現在27か国、2020年(10 )が離脱。(11 )が加盟できるかが話題。
ASEAN(東南アジア諸国連合)
現在10か国。ASEAN+3(中国、韓国、日本)という会議もある。
MERCOSUR(南米南部共同市場、南米共同市場)
アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイが正式加盟国
ボリビア、チリ、エクアドル、コロンビア、エクアドル、ガイアナ、ペルー、スリナムが準加盟国
メキシコ、ニュージーランドがオブザーバー国
ベネズエラは無期限資格停止国
現在は関税同盟となり、すべての加盟国が他国からの輸入品に同じ関税率を課すことになった。これを共通対外関税という。現在世界で第5位の経済圏となっている。
※ 経済圏 1 中国、2 EU、3 アメリカ、4 ASEAN、5 MERCOSUR
USMCA(アメリカ・メキシコ・カナダ協定
NAFTA(北米自由貿易協定)を改めた協定。以前より自由貿易色が薄まった。いずれにしろ、北米の巨大経済圏であることは間違いない。これを経済圏とすれば、中国・EUを抜いて1位となる。
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⑤ BRICSの台頭
(12 )(13 )(14 )(15 )(16 )
広大な面積、人口、鉱物資源、天然資源に恵まれていて、近年経済発展が著しい国々
2009年より首脳会談を開催
その他にもVISTA(ヴェトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチン)、CIVETS(コロンビア、インドネシア、ヴェトナム、エジプト、トルコ、南アフリカ)などのくくりがあり、ポストBRICSとして注目されている。そんなものもあるのかな、と思っておいてくれればよい。
![](http://y-a.boy.jp/index/wp-content/uploads/2021/05/AF027-06-4c-536x1024.jpg)
⑥ 環太平洋経済連携協定(環太平洋パートナーシップ協定、TPP)
日本を含む環太平洋12か国によって結ばれた経済連携協定
2017年にアメリカが離脱。TPP11として発効
加盟国 … 日本、シンガポール、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、ペルー、チリ、コロンビア
※ アメリカ、中国、韓国は不参加
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