3-25 日本の工業1

1学期 3年

業種別構成

明治時代

「殖産興業」のスローガンの下、近代工業が発達

→ 繊維を中心とする(1      )が主な産業

(1909年の生産額では、繊維が41%、1935年では32%を占める)

第二次世界大戦後

日本の工業は(2      )が中心となり、(3      )によって利益を上げるようになる。

1950年代後半~1960年代 (高度経済成長期)

鉄鋼業や石油化学工業といった(4      )を中心に重化学工業が発達。

→ 鉄鉱石や原油など大量の原料を必要とする。
したがって、輸入原材料の搬入が容易で大消費地に近い三大工業地帯やその周辺の臨海部に大工場群が立地。
(5      )への集積が進んだ。

1970年代~ (1973年と1980年の二度にわたる石油危機、日米貿易摩擦)

(6      )と円高の進行によって日本の産業構造は大きく変化。
電気機械、IC、産業用ロボット、自動車など(7      )に工業の重点が移る

→ これらの産業は物量的にそれほど多くの原料を必要としない。
また、高速道路や空港が地方にも整備された。
そのため、内陸部や地方にも工場の進出がさかんになった。

現代

不況、企業の海外進出がすすみ、産業の(8      )が進む地域もみられる。

日本の工業地域・地帯

明治時代~大正時代 = 4大工業地帯の成立

北九州工業地帯

立地 … 鉄鉱石の輸入相手である(9      )(当時)にちかく、(10      )で石炭を産出

成立 … 1901年 官営の(11      )が操業開始

第二次世界大戦後、鉄鉱石の輸入先は(12      )になり、中国との国交回復も遅れる。また、炭田も次々と閉山。大消費地からも遠いため、北九州工業地帯は衰えていく

→ 現在は「3大工業地帯」といわれる

阪神工業地帯

立地 … 江戸時代から経済の中心で、資本が集積

成立 … 明治時代に繊維の官営工場が設立されたことにより発展

ふるくから(13      )に特色がある(堺・岸和田・貝塚・泉佐野)。
近年は大阪・尼崎・神戸を中心に重化学工業が発達。
薬品・消費財・機械工業にも特色がみられる

中京工業地帯

立地 … 東京・大阪の真ん中にあり、二つの大消費地に製品を出荷できる

成立 … もともと、毛織物などの繊維工業がさかん。
明治時代に繊維の官営工場が設立されたことにより発展

日本有数の工業地帯。
第二次世界大戦前から繊維工業(一宮・尾西・岡崎)が発展。
また、陶磁器などの軽工業も発展(瀬戸・多治見・常滑)。
戦後自動車工業を中心にして大きな飛躍を遂げ(豊田)、現在は工業製品出荷額では最大の工業地帯となっている

京浜工業地帯

立地 … 首都東京と横浜など大都市を含む工業地帯。資本、労働力、情報などどの面を見ても有利

成立 … 大正時代に浅野総一郎が京浜運河を設立

日本有数の総合的な工業地帯。
機械工業が発達し、出版・印刷業に大きな特色がある。
東京・横浜・川崎が中心となっている。

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日本の工業1

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淀川の河口一帯に広がる阪神工業地域の中心都市で,臨海部では金属・機械・化学などの重化学工業が発達し,内陸部には食品・電気機械などの工業が盛んなのはどこか。

2 / 16

綿織物工業・毛織物工業・窯業などの軽工業地として発達し,現在では自動車などの機械工業の比重が高い,わが国有数の工業生産額をもつ総合工業地域はどこか。

3 / 16

中京工業地帯の都市で、伊勢湾の西岸に位置する港湾都市で,第二次世界大戦後,石油化学コンビナートが形成され,石油精製・化学肥料・機械などの工業が盛んなのはどこか。

4 / 16

広大な工場用地をもち,原料の輸入や製品の搬出に便利な港と,巨大な消費市場などを背景に,鉄鋼・機械・化学工業をはじめ,各種の軽工業が総合的に発達するわが国有数の工業地域はどこか。

5 / 16

大阪の西隣に位置し,金属・機械・化学などの工業が発達し,中でも鉄鋼業が盛んな阪神工業地帯の都市とはどこか。

6 / 16

わが国において,軽工業から重工業への質的転換や工業地域の拡大がみられた,1955~70(昭和30~45)年の著しい経済発展のことを何というか。

7 / 16

北九州工業地帯の中心都市で,関門海峡から洞海湾にかけての臨海地域に,鉄鋼・機械・化学・窯業・食品などの工業が盛んなのはどこか。

8 / 16

京浜工業地帯の都市で、東京の外港として発達したわが国有数の貿易港で,鉄鋼や造船をはじめ各種の機械工業が発達するほか,化学・食品工業なども盛んなのはどこか。

9 / 16

阪神工業地帯の都市でわが国有数の貿易港で,臨海部に造船・鉄鋼・車両などの工業が発達するほか,灘地方の清酒醸造も有名なのはどこか。

10 / 16

関東から東海を経て,近畿・瀬戸内・北九州にいたる,わが国の主要工業地域が連続して分布する,太平洋沿岸の帯状の地域をとくに何と呼ぶか。

11 / 16

炭田と港湾を背景に,官営製鉄所の開設によって発達し,鉄鋼・化学工業などの中間製品の生産に特色がある,かつての4大工業地域の1つはどこか。

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商業資本と水上交通の発達を背景に,かつては綿工業を中心にわが国最大の工業生産高を示したが,現在は沿岸部に金属・石油化学工業が発達し,内陸部には機械や食品工業のほか,伝統的な地場産業も盛んな,わが国有数の工業生産高をもつ総合工業地域はどこか。

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京葉工業地帯の東部の低地に化学工業,南部の臨海地域や内陸部に電気や自動車などの関連産業が発達するほか,巨大な消費市場を背景に,出版・印刷・食品・日用雑貨などの大都市型の各種工業が盛ん。ハイテク産業も集積する都市とはどこか。

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京浜工業地帯の都市で多摩川下流右岸にあり,臨海部の埋立地には鉄鋼業や石油化学コンビナートが発達し,内陸部では各種の機械工業が盛ん。また,工業団地には先端技術産業や研究開発機関が集積するのはどこか。

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中京工業地域の中心都市で,第二次世界大戦前は繊維・食品・木工などの軽工業が中心であったが,戦後は臨海の埋立地に機械・金属・化学などの工業が発達。先端技術産業の集積を進めている都市はどこか。

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中京工業地帯の都市で、愛知県中部,矢作川中流沿岸に位置する自動車工業都市で,組み立て工場を中心に多数の下請け工場がみられ,企業城下町としても知られるのはどこか。

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