3-10 解説

2018年 大問4 問3

イラク → イラク戦争後不安定な地域。どう考えても観光客は少ないし、ましてや日本から行くわけない。
サウジアラビア → 日本と経済的な結びつきは強い。しかし、専制君主制国家で観光客等は厳しく制限されている。メッカへの巡礼またはビジネスでしか入国は難しい。でも、メッカへの巡礼客が多いから日本以外からはたくさん人が入国しています。

あとはカタールとトルコ。どっちに行く人が多いか?日本人がたくさん行くのはどっちかを考えればできる。カタールは2022年にサッカーワールドカップ開催予定。それが決まったからと言って急に行く日本人が増えるわけないですよね。しかし、カタールにはドーハという西アジアのハブ空港があります。よって、日本からの直行便はそれなりにあるはず。
よって、トルコ(1)、サウジアラビア(2)、カタール(3)、イラク(4)

2018年 大問5 問3

スウェーデン・ノルウェー・フィンランドの特色を考える。

ノルウェー … 北海油田を有する石油・天然ガスの輸出国。よって、原材料と燃料の割合が高い(ス)がこれにあたる。

スウェーデンとフィンランドは両社とも森林国でパルプ・紙の生産が多い。産業が似ているし、(サ)と(シ)の産業もほとんど同じ。そこで貿易相手国から考える。
(サ)の貿易相手国は(シ)が最大だが、ロシアが入っている。一方、(シ)の貿易相手国はノルウェーが最大だが、イギリスが入っている。当然、貿易は近い・輸送しやすい国との間で多くなる。ロシアと長い国境を接しているのはフィンランド。よって、(サ)がフィンランド、(シ)がスウェーデン。

ちなみに、スウェーデンがノルウェーから輸入しているのは鉄鉱石。ノルウェーの北極圏には良質な鉄鉱石が産出するキルナやエルヴァレなどの鉄山がある。この鉄鉱石は鉄道でスウェーデンに運ばれ、ナルヴィクという不凍港からルールなどに輸出される。

2019年 大問3 問2

まず、国の総人口に占める人口割合を考える。
中国(人口14億人)の5%なんていう都市があるわけない。(人口1億人を超える都市になってしまう。)
また、オーストラリアの首都キャンベラは人口100万人に満たない小さな町。オーストラリアの2大都市といえば、メルボルンとシドニー。ということは、1と4がオーストラリアと中国。うち、巨大企業が多いのが中国(1)、巨大企業がないのがオーストラリア(4)。
韓国は人口5000万人。なのに首都ソウルは人口が1000万人。国の人口の20%が一つの都市に居住するという非常に珍しいパターン。よって、(2)が韓国。
ということは、クアラルンプールは(3)。

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