2-35 繊維工業・鉄鋼業

地理2

繊維工業

綿工業

植物の綿花を原料に綿製品を作る工業

アジアでは、従来から手工業で生産されていた。

18世紀 イギリスで(1      )がおこり、大量生産大量消費が行われる。

  • イギリスの(2      )の(3      )が有名

現在 中国・インド・バングラデシュなど原料産出国・低賃金国が中心 = 労働力志向型の工業

羊毛工業

衣料原料としての羊毛は紀元前から存在

中世 ヨーロッパの(4      )で発達。その後、イギリスの(5      )が中心

現在 羊毛を輸入してアメリカ・イギリス・イタリアで発達。旧ソ連は自国で羊毛を産出し生産

絹工業

古代中国に始まる。「シルクロード」

日本にも古くに伝わるが、本格化するのは明治時代以降。昭和初期までは輸出の大半を占めていた。

化学繊維

1930年代の後半、アメリカのカローザスによって(6      )発明

以後、ビニロン、ポリエステル、アクリルニトリルなどの合成繊維が発明される。現在では天然繊維をしのぐ勢い

生産統計

綿糸 … 1 中国(72.3%)   2 インド(7.6%)   3 パキスタン(6.3%)

生糸 … 1 中国(74.9%)   2 インド(14.1%)   3 ベトナム(4.0%)

綿織物 … 1 中国(32.5%)   2 インド(29.3%)   3 パキスタン(18.9%)

合成繊維 … 1 中国(69.4%)   2 インド(7.1%)   3 アメリカ(3.6%)

鉄鋼業

かつては「7      」とよばれた。

(8      )(9      )(10      )が原料

  • コークス = 蒸し焼きにした石炭

高炉 → (銑鉄) → 転炉・電気炉 → (鉄鋼) → 連続鋳造設備 → 出荷

ストリップ・ミル … 長い帯状の鋼板を製造する連続圧延機

銑鉄を作るのが製銑部門、銑鉄から粗鋼などを作る製鋼部門、粗鋼を圧延する圧延部門からなる

① 石炭立地の例 … ドイツの(11      )、アメリカの(12      )

② 鉄鉱石立地の例 … ブラジルの(13      )、かつてのフランスの(14      )

③ 両方ともあったところ … イギリスの(15      )

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鉄鋼業・繊維工業

1 / 8

この工業は,わが国ではかつて富岡・秩父・八王子などの中央高地から関東北西山麓地方で盛んであった,絹織物の原料となる生糸を製造する工業部門を何というか。

2 / 8

アジアにおける古くからの在来工業で,産業革命のさきがけとなり,ムンバイ(旧ボンベイ)・タシケント・アトランタ・マンチェスターなどの工業都市に代表される天然繊維工業は何か。

3 / 8

天然繊維に化学的処理を加えたり,化学的に合成したりして新しい繊維をつくりだす,中国・インド・アメリカ合衆国などで盛んな繊維工業を何というか。

4 / 8

生産の合理化と能率向上を図るため,1つの敷地内で製銑・製鋼・圧延を連続的に行なう工場を何というか。

5 / 8

鉄鉱石を原料とし,各種の鋼材をつくる近代工業の基幹産業は何か。

6 / 8

ヨーロッパにおける古くからの在来工業で,中世はフランドル地方を中心に栄え,リーズ・リール・ヘント・トリノ・サンクトペテルブルク・ボストンなどの都市や愛知県の尾西地方に代表される天然繊維工業は何か。

7 / 8

アジアにおける古くからの在来工業で,明治時代から第二次世界大戦前まで,原料の糸がわが国の代表的輸出品であった天然繊維工業は何か。

8 / 8

インドやバングラデシュなどの低湿地で生産される原料を用い,穀物や砂糖を入れる麻袋などをつくる天然繊維工業は何か。

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