2-3 プレートテクトニクス(広がる境界)

地球は1周4万キロの球体

表面積は約5.1億km2

陸地と海洋の面積比は29:71(およそ3:7)。

よって、陸地の面積は約(1       )km2、海洋の面積が約(2     )km2。

北半球 … 陸地が多い(陸地:海洋は39:61)

南半球 … 海洋が多い(陸地:海洋は19:81)

フランスのナント(パリの南西)付近を中心とした半球が最も陸地の割合が多くなる = 陸半球(49:51)

アンティボディーズ諸島(NZ南東)付近を中心とした半球が最も海洋の割合が多くなる = 水半球(10:90)

この2つの半球の中心は(3      )の関係になる。

半球

2億年前 地球には(4     )という巨大大陸があった。

北半球の(5     )大陸と南半球の(6     )大陸
→ 移動・分裂し、現在の形になる。

パンゲア
1912年 (7     )による大陸移動説

これにより、(8     )が理論的に説明された。

地球の表面は十数枚のプレートで構成されている。

それが(9      )の対流によって移動し、現在の大陸分布や大山脈が形成された。

プレートとプレートがぶつかるところを境界という。境界にはいくつかのパターンがある。

① 広がる境界

両側に海洋プレートが引っ張られている。ここではマグマが上昇し山脈が形成される。

この山脈が海底山脈=(10    )と呼ばれる。

広がる境界
広がる境界は陸上にもある

アイスランド … 大西洋中央海嶺上に位置している火山島。マグマを利用できるので、地熱発電が20%を超える。

アフリカ大地溝帯 … アフリカ東部でみられる大地溝帯。左右に引き裂かれている(今後切り離される)。

→ この影響で裂け目ができ、ここに断層湖ができる(タンガニーカ湖、マラウイ湖等)

→ ここでも火山がみられる。(キリマンジャロ山 = タンザニア、アフリカ最高峰5895m や ケニア山 = ケニア、アフリカ第2 5199m)など

→ 紅海もアフリカ大地溝帯から連なる。

2022年の共通試験地理Bでこの知識が必要なものが出題されました。下の図を見てもわかる通り、紅海は広がる境界になります。そこからインド洋に広がる境界が続いています。したがってここには海嶺があるのでしょう。もちろん、紅海自体も広がっています。アフリカ大地溝帯はアフリカ大陸の東岸に海岸線に沿って広がります。ここは安定陸塊ですから、先カンブリア時代に造山活動があり、その時につくられた陸地ということです。そして、この地下からマグマが上昇してきています。そこが広がる境界になってきているということです。つまり、今まさに広がる境界がつくられているところです。将来はその東側にあるインド洋海底の広がる境界との間に狭まる境界がつくられるのでしょう。したがって、アフリカ大地溝帯に沿って火山活動が起こっていますし、広がる境界に沿ってタンガニーカ湖などの湖も成立しているということです。決して、「安定陸塊だし、古い陸地だから火山活動はおこらないだろう」と理解しないでください。

下の動画ですが、アフリカ大地溝帯についてです。エチオピアの火山活動を見てみればわかる通り、この地域では火山活動がさかんです。また、ケニアで突然大地に裂け目ができる(家畜がここに落ちているようです。)ということがおこりました。今まさに「広がっている」という証拠です。将来はこのあたりの地域(ソマリア~ケニア~タンザニア~モザンビークのあたり)は大きな裂け目によってアフリカ大陸から分裂し、インド洋に浮かぶ島になるといわれています。

境界

エチオピアの火山活動の動画です。これもアフリカ大地溝帯の一部です。

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