2-28 林業

地理2

林業

世界の森林

① A気候 … 常緑広葉樹(硬木) = 加工しにくい

用途

(1      )となる

(2      )は家具や船になる 【ミャンマー、タイ、ジャワ島】

例外 … (3      )= 加工しやすいので、合板になる【フィリピン、カリマンタン島】

② C気候 … 人工林が多い

例)ドイツの(4      )… 酸性雨による立ち枯れ

日本の三大美林は

天然 = 青森ひば、秋田すぎ、木曽ひのき

人工 = 天竜すぎ、尾鷲ひのき、吉野すぎ

が有名です。また、日本では有名な森林のそばで和紙をつくる工業が発展しました。

三大和紙として

土佐和紙、美濃和紙、越前和紙

が有名です。

③ D気候 … (5      )= 針葉樹林(軟木)

2018年百万平方メートル
アメリカ43911.0
インド3538.9
中国3438.6
ブラジル2827.1
ロシア2365.9
カナダ1523.8
インドネシア1162.9
世界総計3971
木材の伐採量
2018百万平方メートル
アメリカ29121.1
ロシア18713.5
カナダ1228.8
中国946.6
スウェーデン654.7
世界総計1379
針葉樹の伐採
2018百万平方メートル
インド33813.0
中国2499.5
ブラジル2349.0
アメリカ1485.7
インドネシア1164.5
世界総計2591
紅葉樹の伐採量

伐採量が多いのは、国土が広い国。当然と言えば当然のこと。ただし、オーストラリアは国土の6割が乾燥気候のため、森林がほとんど見られる、伐採量が少ない。

2018万平方メートル
ロシア510417.0
カナダ364912.1
ニュージーランド23357.8
アメリカ20516.8
ドイツ14394.8
世界総計30084
木材の輸出量
2018万平方メートル
中国973532.7
アメリカ27649.3
ドイツ14745.0
オーストリア12684.3
スウェーデン10073.4
世界総計
木材の輸入量

アメリカが輸出・輸入ともに出てきます。アメリカは西側では木材を産出し、東側では木材を消費します。東海岸に人口が多く、大都市が集中しているメガロポリスがあるので仕方ないのですが、面積が日本の25倍もあるので、輸送費がとてもかかります。そこで、東側ではカナダから木材を輸入し、西側では主にアジア向けに木材を輸出しています。

また、中国の輸入量の多さも、人口と経済成長を表していてすごいですね。

用途

建築材、パルプ … 杉はまっすぐ伸びるうえ、生長がはやいので建築材としてたくさん植林された

  • 用途については、先進国では用材が多く、発展途上国では薪炭材が多い

日本の輸入先(南洋材)

1990年代 フィリピン → インドネシア(原木輸出規制) → マレーシア → パプアニューギニア

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林業1

1 / 9

常緑広葉樹,落葉広葉樹と針葉樹との混合林からなり,人工林の割合が比較的高いのはどの気候帯の森林か。

2 / 9

次の有用材を選べ。フィリピンなどを主産地とするフタバガキ科の高木。加工しやすく,建築・家具材のほか,合板用に用いられる。

3 / 9

次の有用材を選べ。材質は堅硬でひずみが少なく,船材や家具などに利用される。タイやミャンマーなどが主産地。

4 / 9

建築資材や家具製造など,産業用に用いられる木材を何というか。

5 / 9

各種の林産資源の生産を行ない,営利の対象となる森林を何というか。

6 / 9

森林面積,木材蓄積量とも世界最大なのは,どの気候帯の森林か。

7 / 9

アマゾン盆地の熱帯雨林のように,人間の影響が全く及んでいない森林を何というか。

8 / 9

薪や木炭の原料となる木材を何というか。

9 / 9

植林などにより,人間が育成した森林を何というか。

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林業2

1 / 9

青森県の津軽半島に生育する針葉樹で,建築・家具・漆器などに用いられる樹種。

2 / 9

ドイツのライン川河谷の東側にある人工造林地で,「黒森」を意味する地域はどこか。

3 / 9

秋田県の米代川流域に生育する針葉樹で,わが国では伐採量が最も多い樹種。

4 / 9

わが国の森林面積は,国土のほぼ何%を占めているか。

5 / 9

長野県の木曽地方に生育する優れた材質の針葉樹で,幕藩時代から手厚く保護されてきた樹種。

6 / 9

すぎの巨木で知られる鹿児島県の南方洋上の島。

7 / 9

森林面積では世界の約3分の1ほどにすぎないが,木材の輸出地域として最も重要なのは,どの気候帯の森林か。

8 / 9

冷帯林の地域の主な樹種は何か。

9 / 9

ブナの原生林が広がり、世界自然遺産に登録されている、青森県と秋田県にかけて広がる山地。

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