2-22 アジアの農業

地理2

(1) 中国

広い国土・広い耕地面積、But 農業人口も多い

1949 中華人民共和国成立、(1      )の設立 → 生産意欲の低下・生産停滞

1970年代 (2      )の導入・(3      )の解体 → (4      )の出現

この改革は現在の中国の原点になっているともいえるね。「資本主義」的なものを導入し、頑張ればもうかる仕組みになったということ。みんなお金儲けのために頑張り始めたということだね。それが農村から始まったことにも注意。

【 農業の分布 】

① 標高3000mラインと年降水量300㎜ラインで東西に分ける

→ 東は②へ

→ 西は牧畜地帯、オアシスではオアシス農業を行う

② チンリン=ホワイラインを中心に南北に分ける

(これがほぼ年降水量750㎜ライン)

→ 北は畑作地帯

1月の平均気温‐6℃ラインより

A 北は(5      )地域、大豆やトウモロコシも栽培

東北 … リャオ川、ソンホワ川流域

B 南は(6      )・(7      )地域

華北 … 華北平原 = 黄土地帯、黄河流域

→ 南は稲作地帯

年降水量1000㎜ラインより

A 北は(8      )地域

華中 … 長江流域 = 長江中下流平原、クリーク網が広がる水郷地帯

(9      )盆地 … 稲作中心

B 南は稲作・茶地域

1月の平均気温10℃ラインより南に行くと稲の二期作地域となる

華南 … (10      )流域、コメの(11      )地帯

中国の地形を簡単に書いてみました。地形はこんな感じで覚えるのもありですね。

(2) タイ

特徴 (12      )流域 … 運河と水路網が広がる → 稲作がさかん

                                           雨季の増水に対応した浮稲の栽培(現在は減少)

1970年代 (13      )… 高収量品種の開発・導入 = 矮小化された作物の導入

例) IR8(ミラクルライス) … 収穫量は倍増。高収量 = 穂の重みに耐える矮小化した茎

But 緑の革命で導入された品種の導入には種子の購入が必要、また栽培には化学肥料が必要

よって、緑の革命の結果としては

① 収穫量が増大した(フィリピンでは国内のコメ生産量は2倍になった)

② しかし、穀物価格は下落し、零細農民はかえって貧しくなった

③ また、初期投資が必要なため、ある程度裕福な農民しか導入できない → 貧富の差の拡大

  • 今後は(14      )の使用量減少などの工夫も必要。

世界のコメの生産量は7億トンを超える。1位~10位はアジアの国々。日本は12位。

貿易量はわずか5% = (15      )的色彩が強い

しかし、タイは世界有数のコメ輸出国 … 生産費が安いため、国際競争力は強い

(輸出は中国商人が進出している = 農民の取り分は少ない)

近年は農業が多角化

→ エビの養殖(マングローブ林の破壊)、鶏肉、さとうきび、キャッサバ、天然ゴムなども増加

農業生産物を利用した工業も発達 = アグロインダストリー

(3) インド

主な生産地

コメ … ガンジス川下流域、西ガーツ山脈以西の沿岸部 

小麦 … パンジャーブ地方(インダス川中流)、灌漑による栽培 

綿花 … デカン高原 = レグール土 

ジュート … ベンガル地方 

茶 … アッサム地方 

イギリスは紅茶文化、フランスはコーヒー文化。よって、イギリスの植民地では茶の栽培が盛んになり、フランスの植民地ではコーヒーの栽培が盛んになる傾向があります。ベトナムでコーヒーの生産量が多いのはこれで説明できますね。

もともと生産性は低かった(灌漑設備や栽培技術が遅れていた、(16      )の残存)

→ 土地改革は進まないものの、緑の革命によって、収穫量は増大

  • 近年はコメを輸出するまでになる。

その他に「白い革命」= 牛乳、「青い革命」= 水産業、「黄色の革命」= 大豆、「ピンクの革命」= 肉

104
Created on By y-a

アジアの農業 中国

1 / 8

チベット高原に源を発し,スーチョワン盆地を経て,河口部に広大なデルタを形成している中国第1の長流である河川は何か。

2 / 8

1978年まで中国農業の集団化の基本組織として存在した,農業ばかりではなく,行政・教育・軍事などを一体化した生産組織を何というか。

3 / 8

中国の代表的な米の二期作地域は,同国三大河川のうちの何という河川の流域にみられるか。

4 / 8

長江(チャンチヤン)上流に位置する構造盆地で,棚田が開かれ,裏作に冬小麦・なたねなどが栽培されている盆地名を何というか。

5 / 8

農業生産力の向上をめざして1980年から導入された,戸別請負耕作制度を何というか。

6 / 8

主にチベット高原で飼育されている家畜とは何か。

7 / 8

社会主義諸国に多くみられたもので,生産手段が社会化,集団化された農業を何というか。

8 / 8

生産責任制が広まる中で登場した,年収入が1万元をこえる富裕な農家を何というか。

Your score is

The average score is 72%

0%

81
Created on By y-a

アジアの農業(タイ)

1 / 5

農産物の生産から貯蔵・加工・運搬・販売に至るまでの農業関連企業で,生産資材・飼料の供給や農産物の買い取りなどを通して農民に大きな影響力を及ぼしている,アメリカ合衆国などにみられる産業を総称して何というか。

2 / 5

エビの養殖によって破壊される熱帯林とは何か。

3 / 5

タイの中央部を流れ,下流では浮稲栽培もみられ,世界有数の米作地帯となっているのは,何という河川の流域か。

4 / 5

緑の革命の方策の一環として,国際稲研究所(IRRI)が開発した高収量品種IR-8の俗称を何というか。

5 / 5

高収量品種の開発や技術の改良を行なって,東南アジアなどの発展途上国の食料問題を解決しようとする方策を何というか。

Your score is

The average score is 82%

0%

83
Created on By y-a

アジアの農業(南アジア)

1 / 7

イギリスの植民地時代に大規模な感慨工事が実施され、現在では小麦や綿花の大産地となっているインダス川上流の地域名

2 / 7

ガンジス川の下流域で、ジュートとよばれる麻の栽培がさかんな地地方

3 / 7

サバナ気候やステップ気候からなる玄武岩の台地で,落花生や小麦のほか,レグール土を利用して綿花の大産地となっているインドの高原名を答えよ。

4 / 7

低地ではココヤシ、中腹では天然ゴム、高地では茶など、海抜高度によって栽培される作物に違いがみられる南アジアの島国とはどこか。

5 / 7

世界的な多雨地の一つで、イギリス史本によって開かれた茶の大農園がある地方を選べ

6 / 7

ガンジス川とブラマプトラ川がつくるデルタ地帯に位置し、米とジュートが主要農作物となっている国はどこか。

7 / 7

インド最大の米作地域を流れ,中流域ではさとうきび,下流域ではジュートの栽培も盛んなのは,何という河川の流域か。

Your score is

The average score is 54%

0%

コメント