2-20 農業の社会条件

地理2

文化・技術・政治・経済によっても農業は変化

(例)

  • 日本では、コメを主食としているため、稲作が発達
  • ヨーロッパでは、パンを主食としているため、畑作が発達
  • 豚肉食を禁忌とするイスラーム圏では豚の飼育は発達しない

18c イギリスで産業革命が起こる

これによって、植民地の獲得が始まる

→ (1      )の発達

さらに科学技術の発展によって、品種改良、大規模な農地開発、大規模な灌漑なども可能になる

孤立国の土地利用

ドイツのJ・(2      )の著書『3      』による

市場からの距離によって、地代と輸送費が変化する。よって、土地利用も変化することを主張

市場(都市)の近郊

輸送費が安く(他のことに資本投下ができる)、新鮮なものを出荷できる but 地代が高く大規模農業は不可

= 狭い土地を集約的に利用する農業がおこなわれる

市場(都市)から離れたところ

輸送費が高く(他のことに資本投下できない)、新鮮なものを出荷できない But 地代が安く大規模農業可能

= 広い土地を粗放的に利用する農業がおこなわれる

市場へとつながる河川がある場合、その河川に沿って農業が展開する(輸送費が安く済むため)

  • この理論は実際にこのようになることはあまりない。なぜなら、「平坦な土地が広がる」「孤立国 = 食料はすべて自給する」が前提だから。
  • 近年は(4      )や(5      )の発展によって、市場からの距離の意味が変化している。

(4      )… 低温流通システム。作物の劣化を最小限にするための流通システム

集約的 とは

労働力や資本をたくさん使って行うこと

(6      )… たくさんの労働力を使う

(例) アジアでは、手労働中心の近代化・機械化されていない農業が広がっている。

→ この場合、労働生産性は低くなる。(土地生産性は高くなる)

(7      )… たくさんの資本を使う

(例) アメリカでは、近代化・機械化された農業を広大な土地で行い、人手は少なくて済む。センターピボットなど

→ この場合、土地生産性は低くなる(労働生産性は高くなる)

労働生産性が高いとは、

「少ない人手で、たくさんの農作物を作れる」 = 儲かる農業

ということ。

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農業の社会条件

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単位面積あたりの土地から得られる生産力の大きさを何というか。

2 / 10

1年間に同一耕地に同じ農作物を2回栽培することを何というか。

3 / 10

単位時間あたりの労働によって得られる生産力の大きさを何というか。

4 / 10

新潟平野の水稲栽培やブラジルのコーヒー栽培などのように,同一耕地に同一の作物だけを広い範囲にわたって栽培することを何というか。

5 / 10

生産物の販売を目的として行なわれる農業を何というか。

6 / 10

生産者の自家消費をたてまえとして行なわれる農業を何というか。

7 / 10

アジアの水稲栽培のように,同一耕地に同一作物を毎年栽培することを何というか。

8 / 10

単位面積あたりの資本投下・労働力が多く,収穫量や土地利用率が高い農業を何というか。

9 / 10

単位面積あたりの資本投下・労働力が少なく,収穫量や土地利用率が低い農業を何というか。

10 / 10

1年間に同一耕地に2種類の農作物を栽培することを何というか。

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