2-11 海流

地理2

海流とは海水が流れているところである。
赤道付近で温められた海水は(1        )によって西に向かって流れ始める。
→ 大陸にぶつかり、コリオリの力によって高緯度方面に流れる。これが地形や偏西風によって東に向かって流れ始める。その途中で冷やされ、寒流となる。最後は大陸にぶつかり、赤道に向かって流れていく。
※ この流れをまとめると、低緯度帯では大陸の東側から離れるように海流が流れ始め、大陸の東側にあたってターンするように流れることになる。
→ 赤道付近ではそれまで西に向かって海水が流れた反動で東に向かって流れる。これを(2        )とよぶ。(大洋の東端と西端では海水量が違う。これを埋めるための流れ。太平洋の東西では海水面が60㎝違う)

南極の周りは自転の影響で南極を東へ周回する海流(南極海流)が流れている。これは寒流であるため、周りの暖流の影響を受けず、南極の平均気温を下げている。(北極の平均気温マイナス20℃、南極の平均気温マイナス50℃)

① 暖流と寒流
周辺の海域よりも水温が高く、低緯度から高緯度に流れる海流を暖流という。
暖流の影響を受ける沿岸部は(3        )な気候になりやすい
例) 西ヨーロッパは沖合を北大西洋海流(暖流)が流れ、その温暖湿潤な大気を(4        )が運ぶため温帯気候になる。ヨーロッパは内陸に行くほど亜寒帯気候が分布するようになる。

周辺の海域よりも水温が低く、高緯度から低緯度に流れる海流を寒流という。
寒流の影響を受ける沿岸部は冷涼な気候になりやすい。また、寒流は暖流に比べ(5        )が豊富。したがって、寒流は海面が濁っていて魚介類が豊富に存在する。

② 成因別の海流
A (6        )【すいそうりゅう】
恒常風によって流される海流のこと。水深数百メートルまでの浅いところを流れる
B (7        )【ほりゅう】
吹送流が起こることによって発生する海流。赤道反流、ペルー海流、カリフォルニア海流、ベンゲラ海流などはすべて補流
C (8        )【ゆうしょうりゅう】
垂直方向に流れる海流。暖流と寒流がぶつかる海域を(9        )とよぶ。ここでは、寒流が暖流の下に潜り込む。この時に深い水域の栄養塩類がかき混ぜられて表層付近まで送られてくる。これを湧昇流という。
この結果、プランクトンが発生しやすいうえ、暖流魚(マグロ、カツオ、イワシなど)も寒流魚(サケ、マス、タラ、ニシンなど)の両方が集まり、大変良い漁場となる。大陸棚にあると、さらによい。

大陸の東岸では低緯度から高緯度に向かって暖流、西岸では高緯度から低緯度に向かって寒流が流れる

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