10 激甚化する気象災害:地球温暖化がもたらす異常気象の脅威

 地球温暖化の影響により、世界中で気象災害が激甚化しています。これから、気象災害の現状や原因、対策についてわかりやすく説明します。中学受験にも出題される可能性が高いので、しっかり理解しましょう。

気象災害の現状

 気象災害とは、大雨や台風、猛暑、大雪など、気象現象が原因で起こる災害のことです。例えば、次のような気象災害が有名です。

冷害

 冷害は、異常な低温によって農作物などに被害が生じる災害です。主に夏季の低温が続くことで発生し、稲の不稔や生育不良などの被害をもたらします。

干害

 干害は、長期間雨が降らないことによって起こる水不足が原因の災害です。農作物の枯死や収穫量の減少、水道の断水などの被害が発生します1。特に春先や夏の少雨、高温時期に発生しやすく、植栽後間もない幼齢木に被害が出やすい傾向があります。

雪害

 雪害は、大雪や積雪によって引き起こされる災害です。交通機関の麻痺、建物の倒壊、農作物への被害などが挙げられます。

風水害

 風水害は、台風や豪雨などによって引き起こされる災害です。洪水、土砂災害、強風による建物の損壊などの被害をもたらします。近年、地球温暖化の影響で風水害の頻度や規模が増大していると言われています。

猛暑

 猛暑は、異常な高温が続く現象で、熱中症の増加や農作物への悪影響、電力需要の急増などの問題を引き起こします。地球温暖化の進行に伴い、猛暑の頻度や強度が増していると考えられています。

  • 記録的な豪雨での河川の氾濫や土砂災害
  • 猛暑による熱中症患者の増加
  • 強力な台風による家屋や農作物の被害

 特に、日本は四季があるため、年間を通じてさまざまな気象災害が発生します。

地球温暖化のメカニズム

 地球温暖化は、二酸化炭素(CO2)やメタンなどの●●●ガスが増えることで、地球全体の気温が上がる現象です。

  • 温室効果ガスの増加:化石燃料(石油や石炭)の使用や森林破壊が原因です。
  • 気温の上昇:海水温が高くなり、大気中の水蒸気が増えることで、大雨や強い台風が発生しやすくなります。

 例えば、温暖化が進むと台風の発生が増えるだけでなく、勢力も強くなることがわかっています。

近年の気象災害の特徴

 最近の気象災害には以下の特徴があります:

  • 極端化:1時間に降水量100ミリを超える「●●●」の頻発
  • 長期化:雨が降り続く「 線状降水帯 」による災害が増加
  • 規模の拡大:1つの災害で広範囲にわたる被害が発生

 これらは地球温暖化による気温上昇や海水温の上昇が影響していると考えられています。

日本で起こっている気象災害

 日本では次のような災害が多発しています:

  • 豪雨:2020年の熊本豪雨では多くの河川が氾濫し、大規模な土砂崩れが発生しました。
  • 台風:2019年の台風19号は広範囲に被害を及ぼし、多くの人が避難を余儀なくされました。
  • 猛暑:ここ数年、夏には40度を超える気温が観測される地域が増えています。

 2024年に話題になった気象災害は以下のようなものがあります。

猛暑

 2024年の夏は●●●現象の影響により、例年よりも暑くなる可能性が高いと予測されていました。ラニーニャ現象が発生すると、日本では「夏はより暑く」なる傾向があります。

冷害

 2024年の冬は、ラニーニャ現象の影響で前年よりも寒くなると予想されていました。特に11月には急な寒さが訪れ、冬物商品の需要が高まると予測されていました。 

風水害

東北地方の豪雨(7月25日)

概要: 梅雨前線の影響で、東北地方日本海側を中心に大雨が発生しました。特に山形県、秋田県、北海道で記録的な降水量が観測されました。

被害: 山形県では最上川中流域や日向川で越水による氾濫が発生し、秋田県でも子吉川などで堤防が決壊しました。これにより、多数の家屋が浸水し、人的被害も発生しました。具体的には、死者3名、行方不明者1名、軽傷者2名が報告されています。また、多くの家屋が全壊や半壊、一部損壊し、浸水被害も広範囲に及びました。

石川県を中心とした大雨(9月20日から22日)

概要: 前線や台風第14号の影響で、東北地方から西日本にかけて広い範囲で大雨となりました。特に石川県では線状降水帯が発生し、大雨特別警報が発表されました。

被害: この大雨により、水害や土砂災害が発生しました。具体的な被害の詳細は示されていませんが、広範囲での浸水や土砂崩れが懸念される状況でした。

世界各国の気象災害

 日本だけでなく、世界中でも異常気象による災害が深刻です。

  • 干ばつ:アフリカでは雨が降らず、農作物が育たない地域があります。
  • 森林火災:オーストラリアやアメリカでは、乾燥した気候と高温が原因で大規模な山火事が発生しています。
  • 洪水:南アジアではモンスーンの影響で大洪水が発生し、多くの人が被害を受けています。

気象災害が社会に与える影響

 気象災害は、私たちの生活や社会に大きな影響を与えます:

  • 経済的な被害:家や道路が壊れ、復旧に多くのお金が必要です。
  • 食料不足:農作物が被害を受け、食べ物の値段が上がります。
  • 健康問題:猛暑による熱中症や災害後の感染症の拡大が心配です。

私たちにできる対策

 気象災害を防ぐことは難しいですが、被害を減らすためにできることがあります:

① 地球温暖化を防ぐ

エアコンの使いすぎを控える

ゴミを減らし、リサイクルを進める

公共交通機関を利用する

② 災害への備えをする

●●●を確認する

非常食や水を用意する

防災訓練に参加する

線状降水帯って何?

線状降水帯(せんじょうこうすいたい)とは、特に強い雨をもたらす気象現象の一つです。小学生にもわかりやすく説明すると、以下のようになります。

線状降水帯とは?

線状降水帯は、たくさんの雨雲が並んで、同じ場所で長い時間にわたって雨を降らせる現象です。この雨雲は「積乱雲(せきらんうん)」と呼ばれるもので、夏によく見られる入道雲のことです。積乱雲が次々と発生して、同じ場所に留まることで、非常に強い雨が降り続けます。

どうやってできるの?

線状降水帯ができるためには、いくつかの条件があります。例えば、湿った空気が上昇して積乱雲を作り、その雲が風によって同じ場所に留まることです。こうした条件が揃うと、数時間から時には数日間も激しい雨が降り続けます。

どんな影響があるの?

線状降水帯によって大雨が続くと、土砂崩れや河川の氾濫など、大きな災害を引き起こすことがあります。例えば、川の水位が上がりすぎて堤防が壊れたり、山の土が崩れたりすることです。これらは人々の生活に大きな影響を与えるため、とても危険です。

どうやって身を守る?

線状降水帯が発生しそうなときや、大雨警報が出たときは、自分の身を守るために以下のことを心掛けましょう

  • 情報を確認する:
    天気予報や警報をチェックして、安全な行動を考えます。
  • 避難場所を知っておく:
    自分の住んでいる地域の避難場所や避難経路をあらかじめ確認しておくことが大切です。
  • 安全な場所に移動する:
    大雨になったら、川や低い場所から離れ、高いところに避難するようにしましょう。

このように、線状降水帯は非常に強い雨をもたらす現象であり、その影響は大きいため、日頃から備えておくことが重要です。

線状降水帯に関する警報は、気象庁が2021年から開始した「顕著な大雨に関する気象情報」のことを指します。この情報は、線状降水帯による大雨災害の危険性が高まった際に発表されます。

具体的には、以下のような特徴があります

目的

大雨による災害発生の危険度が急激に高まっている状況を、「線状降水帯」というキーワードを使って解説する情報です。

発表タイミング

線状降水帯により非常に激しい雨が同じ場所で実際に降り続いている状況で発表されます。

警戒レベル

警戒レベル4相当以上の状況で発表される、警戒レベル相当情報を補足する情報です。

 さらに、2022年6月からは線状降水帯の予測情報の発表も始まりました。この予測情報は、線状降水帯が発生すると考えられる時間の6~12時間前に発表されます。

 2024年5月2日からは、線状降水帯による大雨の半日程度前からの呼びかけについて、対象地域をこれまでの地方単位から府県単位に絞り込んで発表するようになりました5

これらの情報は、早期の避難行動につなげることを目的としています。ただし、気象庁は、この情報だけで避難行動をとるのではなく、他の情報と合わせて、ハザードマップや避難経路・避難所の確認などを行うことを推奨しています

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24-10 自然災害

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地震の規模を表す単位は何ですか?

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1995年に発生した阪神淡路大震災のマグニチュードはいくつですか?

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地震によって発生したものは何ですか?

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岩盤のひび割れを何と言いますか?

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地震の後に続く小さな地震を何と言いますか?

6 / 10

この地震はどのようなタイプの地震でしたか?

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最も強い揺れを表す震度はいくつですか?

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この地震のマグニチュードはいくつでしたか?

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輪島市で大規模な火災が発生したのはどこですか?

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能登半島で進んでいる問題は何ですか?

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