1-21 セム系三民族

世界史

セム系3民族の活躍 

すべて地中海東岸中心

BC13c末 ~ BC12c初 「海の民」が東地中海一帯を攻撃

→ ヒッタイトを滅ぼす(BC12c初)、エジプト新王国に打撃を与える、ミケーネ文明を滅亡させた

→ 海の民の一派であるペリシテ人はパレスチナ地方に鉄器をもたらし、強大な国家をつくる。

※ ヒッタイト滅亡の結果、鉄器が広く普及、商業が活発化

ヘブライ人

パレスチナ中心、セム系遊牧民、ユーフラテス川上流にいた、『旧約聖書』の人々

・ 出エジプト … BC1500ころからパレスチナに定住、飢饉を逃れるためエジプトに定住 But 圧政を受ける

→ BC1230頃 (1      )を指導者としてエジプトを脱出、パレスチナに入る

BC11c ヘブライ人は初代国王(2      )の下ヘブライ王国を建国 … 部族連合が発展

第二代国王(3      )… ペリシテ人を破る

第三代国王(4      ) … 全盛期、イェルサレムにヤハウェ神殿を建設、ソロモンの栄華

ソロモン王死後、BC922頃分裂 = 北の(5      )と南の(6      )王国、シリアは独立

イスラエル王国 … BC722にアッシリアの(7      )に征服されて滅亡

ユダ王国 … BC586に新バビロニアの(8      )に滅ぼされる

            → ユダ王国住民はバビロンに連行される = (9      )

→ BC538 アケメネス朝のキュロス2世によって解放、これ以後(10      )と呼ばれる

※ この苦難の中で(11      )成立

・ 選民思想、メシア(救世主)の出現による救済を待望

・ 偶像崇拝を厳禁、聖典は『旧約聖書』

アラム人

内陸交易で活躍 地中海東岸(シリアの辺り)中心

セム系遊牧民、BC1200年頃からシリアに多くの都市国家を建設、シリアの(12      )を拠点に交易

→ アッシリア・アケメネス朝からも商業を保護され、キャラバンを組みイラン高原から中央アジアまで達する

→ よって、アラム語は国際商業の共通語となる

→ アラム文字を作る、これはさまざまな文字に影響を与えた

  ※ アケメネス朝ではアラム語が公用語となったので広い範囲でアラム文字が使用される。

  例)ヘブライ文字、シリア文字、アラビア文字、ソグド文字

    ソグド文字からはウイグル文字、モンゴル文字、満州文字が成立

フェニキア人

地中海東岸(シリアの辺り)中心、海上交易で活躍、地中海東岸に港市国家を建設

ティルス … カルタゴの母市

シドン

ビブロス … 書物、レバノン杉の積み出し港、エジプト産パピルスのギリシアへの中継地

ベリトス … 現:ベイルート(レバノンの首都)

ウガリット … 最古の港市

BC12c~ 東地中海の商業交易をおこない、西地中海に進出、地中海貿易をほぼ独占

            アケメネス朝の保護を受け、その海軍の主力となった

→ 北アフリカからイベリア半島に多くの植民市を建設、特に(13      )(現:チュニジア)は発展

表音文字であるカナーン文字に改良を加え、(14      )を作った、母音がなく22文字

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