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川が作る地形
扇状地
川が山地から平地に出るところにできる扇形の傾斜地。
水捌けが良いため、水は伏流する。(水無川)
扇頂は山に抜ける部分であり、集落が形成されることがある。
扇央は果樹園(かつては桑畑)が広がる。
扇端は湧水が見られ、ここより下流に平野が広がる。そこには水田があり、扇端は集落が形成されることが多い。
氾濫原
河川の氾濫によって形成された平地。
水もちが良いため、水田に使われることが多い。
現在人口が最も多く、都市にもなっている部分。
三角州
河川の堆積作用によって河口部に形成された三角の島。
水もちがよく、平地であるため水田に使われる。また、海のそばなので、工業用地としても使われる。もちろん、住宅地になることも多い。ただし、低地で海に近いので風水害には注意が必要。
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谷底平野
河川によって形成された山地や台地の合間の細長い低平地。河川によって形成された沖積平野の一種であるが、小規模なものが多い。川があるので、水も得やすい。住宅地となり、山の中の集落になっているところがある。また、農業が行われることもある。
河岸段丘
河川沿いに階段状に形成された地形。河川が氾濫を起こしたときに水が溢れ出すことで形成される。水が溢れ出した結果、川の流れが変わり、新しい川床が形成される。古い川床が隆起すると、河岸段丘が形成される。
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沖積平野に形成される地形
自然堤防
河川の流路に沿って堆積が起こり、成立した微高地のこと。川沿いに若干高いところがあるので、住宅などが作られてきた。
後背湿地
自然堤防から見て河川と逆側に広がる低地。水害の被害が少ないので、水田になることが多い。
河道跡
かつて河川が流れていたところ。川の流れが変わったり、川が移動することによってできる。もちろん、自然に成立することも、人口的に作られることもある。
三日月湖
河川の一部が取り残されて成立した湖。河跡湖ともいう。人口的に流路が変更されてできる場合もあり、また、自然に水が溢れて流路が変更されることでできることもある。
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海流によって成立した地形
砂嘴
海流によって運ばれてきた砂が堆積してできた地形。嘴(くちばし)のように曲った形で発達することが多い。
砂州
海流によって運ばれてきた砂が堆積してできた地形。砂嘴とでき方は同じ。砂州は(多くの場合)直線上に伸びる。また、他の陸地に向かって伸びた場合(特につながった場合)砂州と呼ぶ。
跡湖(ラグーン)
砂州によって海が隔てられ、成立した湖。
陸繋島(トンボロ)
大きな陸地のそばにある島が砂州によってつながったもの。
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海岸段丘
海岸が隆起した時にできる階段状の地形。かつての海岸線の跡が残っている。
岩石海岸(磯浜海岸)
海岸にある岩礁が露出した海岸。
砂浜海岸
砂浜が広がる海岸。砂は海から運ばれてくる。風で内陸に運ばれた砂は一定の場所に堆積することがある。こうしてできたものを浜堤という。
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