皆既月食観測
2021年5月26日に皆既月食が観測されました。3年ぶりの皆既月食でした。また、この夜は月が地球に最も接近し、大きく見える満月でした。これを「スーパームーン」といいます。また、11月19日にも部分月食がみられましたが、食の最大はほぼ皆既月食であり、これも話題になりました。
地球や月は自ら光ることができません。太陽の光を反射することで光り輝くことができます。太陽の光を受けた地球は、太陽と反対方向に影を伸ばします。地球は太陽の周りを、月は地球の周りを回転しています。このことを公転といいます。その結果、太陽・地球・月の位置関係が日々変わります。そして、地球の影に月が完全に入ったときに皆既月食となります。(一部入ったときに部分月食となります。)
一方、太陽の光は様々な色(=波長)の光が含まれています。太陽の光が地球の周りの大気を通過するときに青い光は光が拡散します。したがって、空は青く見えます。しかし、赤い光は光が拡散されにくいので、大気を突き抜けます。そして、屈折した光は地球によってつくられた影の部分に進んでいきます。その結果、月食の時の月は赤く見えるのです。
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宇宙開発
近年宇宙開発がさかんに行われています。日本で注目されたのは、2020年12月に小惑星探査機「はやぶさ2」がリュウグウとよばれる小惑星で採取した岩石などを地球に送り届けました。これによって、生命の起源など宇宙のひみつの解明に一歩近づけるのではないかと期待されています。また、2021年4月には国際宇宙ステーション(ISS)に滞在していた宇宙飛行士の野口聡一さんが星出彰彦さんに交代しました。
諸外国は火星や月への探査をさかんに行っています。両者とも長年アメリカがリードしていた分野です。2021年2月にもアメリカが新たな探査機を着陸させました。同じ2月にアラブ首長国連邦が火星を回る軌道に探査機を投入しました。この時に使われたロケットは日本製であることも話題になりました。月についてはアメリカが数年後に人類を月面に立たせる計画を持っています。中国やインドも月の探査に力を注いでいます。
民間の宇宙進出も目覚ましく、企業などが開発した人工衛星がさかんに打ち上げられている。ISSは民間の宇宙ステーションで、野口さんや星出さんが活躍しているのは前述のとおりです。また、民間の実業家が宇宙旅行を成功させたことも話題になりました。
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