共通試験22−2

問1

石炭の消費量・生産量1位 = 中国

石油の消費量・生産量1位 = アメリカ

原油の生産量上位10カ国の占める割合は約72%

正解は④

類題は2011年 大問2 問1

「日本に注目する」は原則。ウのみ日本が上位に来ている → 輸入量

ア、イを比べた時、アメリカは産出しているが輸出はしていないはず。 

正解は③

問2

共通試験では「量」と「割合」の違いを理解していることは重要。

まず、アフリカは人口増加率は高い、ヨーロッパは人口増加率は低いことから、カがアフリカ、キがヨーロッパということになる。

次に、アジアの人口の伸びより、アジアのエネルギー消費の伸びの方が大きいことがわかる。(何倍になったのか?で考えてみよう)ここから、「一人当たり」にすると、エネルギー消費は大きく伸びていることがわかる。

正解は③

例題

共通試験・地理総合のサンプル問題より。①、②、④は表の数値を丁寧に読み取ることで正しくないことがわかる。③は伝統的な生活様式 = 途上国に多く残っているということから判断する。

正解は③

問3

aは一人当たりGDPが1万ドル未満 = 途上国 → 「農業や軽工業が中心」

bはGDPもCO2排出量も大幅に伸びている → 今発展している国

cはGDPが伸びているがCO2排出量は減少している → 先進国でないとできない

正解は⑥

例題は2016年 第2問 問3

「日本のことは考えやすい」ということはここでも使える。

カ 日本は大きい(アメリカよりも大きい!)→ 産業用ロボットの稼働台数

キ 日本はあまり大きくない(中国の方が大きい)→ CO2排出量

ク 日本は大きい(アメリカの方が大きい)→ 技術貿易の受取額

問4

e 中国が化石燃料による発電量が最も大きいので正しい。

f 中国の発電量・アメリカの発電量をそれぞれ人口で割れば出てくる。もちろん概算で良い(中国14億人、アメリカ3億人)。正しい

g 再生エネルギーの割合が高いのはカナダ。ここでも、「量」と「割合」の違いに気をつけること。

例題は2018年 第5問 問2

電力ネタは必須。解けるようにしましょう。

ノルウェーは水力発電の割合が多い。西側に国があるので偏西風の影響で降水量が多いことが水力発電に有利に働いている。北海油田で採れる石油はほとんどが輸出用になる。スウェーデンやフィンランドでは原子力発電がさかん。両国の大きな違いは、平坦な地形のフィンランドでは水力発電が行えず、火力発電の割合が非常に高いこと。

問5

Kはロシア。ロシアは世界最大の木材輸出国。また、植林が盛んであり森林減少は少ない。

Lはブラジル。アマゾンのジャングルの破壊が問題になっている。伐採の理由は木材の輸出だけでなく、開発も大きい。

Mはエチオピア。森林破壊が問題になっているが、その大きな理由は燃料にすること。また、このことから薪炭剤はタということもわかる。

正解は⑤

例題は2020年 第1問 問5、2018年 第1問 問4

難しい問題だと思います。

まず、木の高さをよく見る。③には樹木がないところがある。これは砂漠であると考えられる。砂漠があるのはオーストラリア(R)であると考えられる。

次に、④は南端に30mを越える巨木がある。そして、注意してほしいのは北端。ここは砂漠である。巨木は熱帯雨林であるから、南に熱帯雨林、北に砂漠があるのはアフリカ(P)。

次に①は北端に30mを越える巨木がある。つまり、熱帯雨林。北に熱帯雨林が存在するのは南米(S)

残っている②がロシア(Q)。この地域はタイガが広がる地域である。

正解は②

間違っているのは①。この地域は東風が吹いてくる(④が太平洋側に寒流が流れている影響で砂漠になることを理解していれば、風向きがわかるはず)。東側斜面ではAw(サバナ気候)となる。Aw気候では夏に雨季が来るので、「冬季の豊富な降水」という部分が間違い。

正解は①

問6

マングローブ林を海老の養殖池にするのは熱帯林の破壊の一つの例。マングローブ林は再生が非常に難しいという特徴がある。

正解は②

例題は2020年 第1問 問5と問6

サヘル地帯では農地の拡大・家畜の増加によって緑地が減少し、砂漠化が進行する。

正解は④

赤道付近を吹く恒常風は「貿易風」。偏西風は緯度30〜50度付近を吹く。

地図を見ると、南アメリカ北西部から北アメリカ南部にかけては「多雨」であることがわかる。そうすると、洪水が起こりやすいことがわかる。

正解は④

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