共通試験21 地理B 問題5

問題演習

 京都市に住む高校生のタロウさんは,京都府北部にある宮津(みやづ)市の地域調査を行った。次の図1を見て,この地域調査に関する下の問い(問1~6)に答えよ。

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共通試験21 問題5

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問6 天橋立で多くの外国人を見かけたタロウさんは,外国人観光客の動向を調べることにした。次の図5は,2018年の外国人延べ宿泊者数*と,その2013年に対する比を都道府県別に示したものである。また,下の文章は,図5から読み取れることがらとその背景について述べたものであり,空欄サには大阪府と沖縄県のいずれか,空欄シには下の文FとGのいずれかが当てはまる。空欄サに当てはまる府県名と空欄シに当てはまる文との組合せとして最も適当なものを,下の①~④のうちから一つ選べ。
*宿泊者数×宿泊数。

F 温泉や農山漁村を訪れて体験型の観光を楽しむ
G ショッピングや大型テーマパークを楽しむ

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タロウさんは,宮津市北部の山間部にある集落で調査を行った。次の資料2は,ある集落の住民に対してタロウさんが実施した聞き取り調査の結果を整理したものと,その内容から考察したことをまとめたものである。タロウさんの考察をまとめた文として適当でないものを,資料2中の①~④のうちから一つ選べ。
〔聞き取り調査の結果〕 
●小学校(分校)の廃校
・かつては集落に子どもが多かったため,分校が設置されていた。
・廃校に伴い,集落の小学生は,遠くの学校に通うことになる。
●伝統的な文化や技術の継承
・春祭りで行われていた太刀振(たちふ)り神事が途絶えてしまった。
・集落にある植物を用いた織物や和紙がつくられてきた。
●都市と農村の交流
・NPOや地元企業などにより,棚田の保全が進められている。
・集落の周辺で,ブナ林や湿地などをめぐるツアーが行われている。
●移住者の増加
・米作りや狩猟を行うことを目的として移住してきた人がいる。
・移住者の中には,古民家を改修して居住する人がいる。

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問4 天橋立近くの土産物店で丹後(たんご)ちりめんの織物製品が数多く売られているのを見たタロウさんは,丹後ちりめんについて調べ,次の資料1にまとめた。資料1中の空欄カ~クに当てはまる語の正しい組合せを,下の①~⑧のうちから一つ選べ。
●丹後ちりめんの特徴
・生地に細かい凹凸のある絹織物。
・しわが寄りにくく,風合いや色合いに優れる。
・主要な産地は京都府の京丹後(きょうたんご)市と与謝野(よさの)町で,冬季の( カ )季節風が生産に適する。
●丹後ちりめんの動向
・1960~70年代:豊富な労働力や広い土地を求めた京都市の西陣織(にしじんおり)の業者から仕事を請け負い,生産量が多かった。
・1980~90年代:和服を着る機会が減少したことと( キ )な織物製品の輸入が急増したことで,生産が縮小した。
・2000年以降:洋服の生地や,スカーフ,インテリア用品などの商品開発を進めるとともに,( ク )により海外市場へ進出しつつある。

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宮津湾と阿蘇(あそ)海の間にある砂州は天橋立(あまのはしだて)と呼ばれ,有名な観光地であることを知ったタロウさんは,様々な地点から天橋立の写真を撮影した。次の図4は,図1中のXの範囲を示したものであり,下の写真1は,図4中の地点A~Dのいずれかから矢印の方向に撮影したものである。地点Aに該当するものを,写真1中の①~④のうちから一つ選べ。

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問2 タロウさんは,宮津市の中心部が城下町であったことに関心をもち,現在の地形図と江戸時代に描かれた絵図を比較して,地域の変化を調べることにした。次の図3中のアは,宮津市中心部の現在の地形図であり,イは,アとほぼ同じ範囲の江戸時代に描かれた宮津城とその周辺の絵図を編集したものである。図3から読み取れることがらとして最も適当なものを,次の①~④のうちから一つ選べ。

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問1 タロウさんは,京都府における人口変化の地域差と京都市との関係を調べるために,主題図を作成した。次の図2は,京都府の各市町村について,1990~2015年の人口増減率と2015年の京都市への通勤率を示したものである。図2から読み取れることがらを述べた文として正しいものを,下の①~④のうちから一つ選べ。

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