共通試験 試作問題 24−4

問1

基本的に貿易は隣国と行われるもの。
近い国ということを考えていけばできるのではないかな。
特にブドウなので、あまり時間をかけて運ぶわけにはいかない。
これがワインだったら、遠くまで運ぶことも容易なのだろう。

まずア。
目立つのはアメリカがないこと。
また、中央アジアのカザフスタンに色が塗ってあること。
ということは、ロシアでいいのではないか。
カザフスタンから船を使ってブドウを運ぶわけにはいかないだろうし、
飛行機でブドウを運ぶとも思えない。

次に、イ。
目立つのはエジプトに色が塗ってあること。
ということは、サウジアラビア。

最後にウ。
アメリカ大陸の国が多い。
そこから、カナダでいいのではないか。

ブドウは地中海性気候での栽培が有名だが、
乾燥地帯でも作ることができる。
(じゃなかったら、地中海性気候で作れない)
したがって、エジプトなどでも栽培をしているということがわかる。

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問2

この表では輸出・輸入が同じ地域が存在する。
例えば輸出が「カ」輸入が「カ」というところがある。これは域内貿易ということ。

また、それぞれの地域にどの国が含まれるかということも注に表示されている。
これを見ると、西ヨーロッパの国がとても多い。
さらにこの地域はEUが存在し貿易が自由に行われている。
ということは域内貿易は西ヨーロッパが多いのではないか。
だから、カが西ヨーロッパ。

次にそれぞれの貿易の状況を見る。
キの他地域への輸出は「316+272」、輸入は「508+700」
クの他地域への輸出は「469+700」、輸入は「377+272」
これを見ると、キは貿易赤字、クは貿易黒字だとわかる。

貿易黒字なのは東アジア、赤字なのは北アメリカで大丈夫。
東アジアは中国、北アメリカはアメリカ合衆国というイメージで問題ない。

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普通に解いてみる。

① 北海道は針葉樹林がたくさんある。そこで生産するエゾまつ・トドまつなどを利用して製紙・パルプ工業をしているとすると、この文章は正しい。

② 木材はロシア・カナダなどから輸入が多いと考えると、東北地方の太平洋側というのは原料を手に入れやすい地域なので、正しい。

③ これは首都圏。ここで安価な労働力というのは考えずらい。ちなみに以下の表が47都道府県の最低賃金。(2024年)これを見て差があると感じるか、差がないと感じるかは皆さんの感性にお任せしますが、大都市、特に東京圏で高いというのは間違いのない事実。これはみなさんの感覚とも合うのではないかな?

都道府県最低賃金 ()都道府県最低賃金 ()都道府県最低賃金 ()
北海道1,008石川県937岡山県950
青森県911福井県937広島県970
岩手県911山梨県950山口県950
宮城県932長野県950徳島県911
秋田県911岐阜県955香川県911
山形県911静岡県967愛媛県911
福島県911愛知県1,047高知県911
茨城県960三重県955福岡県947
栃木県960滋賀県967佐賀県911
群馬県960京都府1,027長崎県911
埼玉県1,048大阪府1,095熊本県911
千葉県1,048兵庫県1,001大分県911
東京都1,113奈良県950宮崎県911
神奈川県1,111和歌山県950鹿児島県911
新潟県933鳥取県911沖縄県911
富山県937島根県911

④ 場所は大阪付近。大都市なので紙の使用量が多い。したがって古紙がたくさんあるというのは正しい。

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ところで、①②④の選択肢は表現は違えど簡単にいうと「原料が手に入りやすい」と言っている。
それに対して、③の選択肢は「労働力が手に入りやすいよ」と言っている。

ここで、製紙パルプ業が「労働力が手に入りやすければいい工業」つまり、「労働力集約型工業」なのかを考えれば良い。当然違いますよね。

セメント、鉄鋼、製紙パルプ、石油化学工業などは資本集約型工業であり、労働力とはあまり関係がない。原材料が手に入るのかどうかが問題になる。そこから考えることもできます。

問4

これもオーソドックスな問題。
私の考えた方法を紹介する。

まず、北海道・東京・愛知・大阪。
これは全部鉄道で繋がっている。移動は可能。

なのによくみると表の中に「0」がある。
考えてみると、大阪から愛知に飛行機で行く人はいないだろう。近すぎるもんね。
大阪から名古屋まで調べてみると、新幹線で1時間、在来線でも2時間半強しかかからない。

一般に新幹線で3時間を超えると飛行機に乗る人が増えてくると言われる。
この距離じゃあ、飛行機にはなかなか乗らないでしょう。
(ちなみに、ネットで調べたけど直行便はなさそう。)

ということは、サが空路、BCが大阪・愛知のいずれかでいいのではないでしょうか。

また、ここまででAが北海道であることは確定している。
北海道への鉄道利用者が極端に少ない、特に大阪・愛知へはそれぞれ「1」しかいない。
矛盾していない。

次に、北海道からB、Cへの空路利用者を見る。
当然大阪の方が大都市なので、大阪への移動者の方が多いはず。
と考えると、Cが大阪、Bが愛知でいいと思います。

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問5

丁寧に地図と表を読んでいけば解ける問題。
注意点としては、地図だけでなく表も読むとより正解に近づくと思います。

① 正しい。わかりずらいかもしれないが、アメリカからヨーロッパにつながる線の多くはイギリスにたどり着いている。これは海底ケーブルを敷設し始めた頃からの米英関係が影響している。

② 正しい。これは地図を見てもわかるが下の表の「ブラジル」のところを見てもわかる。北米との通信が7割を超えているが、これは北米とばかり通信をしているのではなく、北米が経由地になっているという意味。

③ 誤り。地図を見ても中国より日本にたくさんの線が集まっている。だって、太平洋を渡るケーブルを引いた時に日本を無視して中国へと引くって想像できないですよね。

④ 正しい。これは下の表を見ればわかる。日本・韓国・ASEANなどアジア諸国との通信が多くなっている。香港は長い間イギリスの植民地だったこともあって、海底ケーブルにおいてはアジアの拠点となっているところの一つ。この問題では中国と別に項目が立っている。香港を中国に含むかは問題によって扱いが異なるので注意しましょう。

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