共通試験21 地理B 問題3 問題演習 2021.11.122021.11.28 7 Created on 11月 12, 2021 By y-a 共通試験21 問題3 1 / 6 問6 急速に経済発展した台湾のタイペイ(台北)では,交通網の再編成が政策上の課題になっている。次の図7は,タイペイのバス専用レーンの分布を設置時期別に示したものであり,図8は,地下鉄路線とバス路線の長さの推移について,1998年の値を100とした指数で示したものである。図7と図8に関連することがらについて述べた下の文章中の下線部xとyの正誤の組合せとして正しいものを,下の①~④のうちから一つ選べ。 タイペイの従来の都心部はタイペイ駅周辺であり,市役所周辺にも副都心が計画的に整備された。都心部・副都心の周辺におけるバス専用レーンは,主にX都心部・副都心と郊外を結ぶ道路から順に整備されてきた。 市民の移動にかかる環境負荷が小さい都市交通体系への再編が求められるようになり,2000年代半ば以降,Y大量輸送の可能な地下鉄路線が拡充してきた。 X 正 Y 正 X 正 Y 誤 X 誤 Y 正 X 誤 Y 誤 一番古くできているのは台北駅の南北地点と市役所周辺を結ぶ地域。これはどちらも郊外にあてはまらない(おそらく、都心部・副都心部にあてはまる)。よって、都心部・副都心部と郊外を結ぶ道路から順に整備されたは誤り。 地下鉄路線が拡充したことは図8からわかる。これは正しい。 2 / 6 問5 近年,日本の都市や農村の多くで,居住者のいない住宅が増加している。次の図6は,日本のいくつかの市区町村について,居住者のいない住宅の割合とその内訳を,空き家*,賃貸用・売却用の住宅,別荘などの住宅に分けて示したものである。また,下の文E~Gは,図6中のタ~ツのいずれかの市区町村の特徴について述べた文である。E~Gとタ~ツとの正しい組合せを,下の①~⑥のうちから一つ選べ。 *人が長期間住んでいない住宅や取り壊すことになっている住宅。 E 観光やレジャーのために多くの人々が来訪する。 F 高齢化や過疎化によって人口減少が進んでいる。 G 転出者や転入者の多い大都市圏に含まれる。 E-タ F-チ G-ツ E-タ F-ツ G-チ E-チ F-タ G-ツ E-チ F-ツ G-タ E-ツ F-タ G-チ E-ツ F-チ G-タ 別荘というのがわかりやすい。別荘が多いタはE観光やレジャーのために多くの人が来訪する場所。高齢化や過疎化が進んでいる地域は賃貸用・売却用の住宅は少ないはず。よって、Fがツ。空き家が多くなっているところもつじつまが合う。転出者や転入者の多い大都市圏は賃貸用・売却用の住宅が多いはず。よって、Gがチ。 3 / 6 問4 大都市圏の内部では,人口分布の時系列変化に一定のパターンがみられる。次の図5は,島嶼(とうしょ)部を除く東京都における2010年の市区町村と1925年の人口密集地*を示したものである。また,下の表1中のサ~スは,図5中のA~Cのいずれかの市区町村における1925~1930年,1965~1970年,2005~2010年の人口増加率を示したものである。A~Cとサ~スとの正しい組合せを,下の①~⑥のうちから一つ選べ。 *1925年時点の市区町村のうち,人口密度が4,000人/km2以上のもの。 A-サ B-シ C-ス A-サ B-ス C-シ A-シ B-サ C-ス A-シ B-ス C-サ A-ス B-サ C-シ A-ス B-シ C-サ 1925~30年に急激に増加しているのはBの杉並区。東京23区の中では郊外に属し、戦前に農地から急激に市街地になっていった地域。1965~70年に急激に増加しているのは高度経済成長期につくられたニュータウン。Cは多摩市なので、多摩ニュータウンがこれにあたる。2005~2010年に急激に増加しているのはAの中央区。バブル崩壊後の都心回帰現象による。3‐19のページにある通りこの地域には近年タワーマンションが建設され、人口が急増している。もちろん、高所得者が増加するジェントリフィケーションが起きている。 4 / 6 問3 次の図4は,インド系住民*の人口上位20か国とその国籍別の割合を示したものである。図4とそれに関連することがらについて述べた文として最も適当なものを,下の①~④のうちから一つ選べ。 *インド国籍を有する者と,インド出身者またはその子孫で移住先の国籍を有する者との合計。 インド系住民のうち,移住先の国籍を有する者は,英語を公用語とする国やイギリスの植民地であった国に多く分布する。 東南アジアやラテンアメリカには,第二次世界大戦以前に,観光業に従事するために移住したインド出身者の子孫が多く居住している。 1970年代のオイルショック以降に増加した西アジアのインド系住民の多くは,油田開発に従事する技術者である。 1990年代以降,インド国内の情報通信技術産業の衰退に伴い,技術者のアメリカ合衆国への移住が増加している。 ① 正しい。 ② 観光業でなく、農業従事者 ③ 油田開発でなく、建設業など肉体労働。また、家事手伝いの女性もいる。 ④ 衰退ではなく、発展。インド国内で成長した技術者がアメリカの大手情報通信メーカーへの就職を目指して移住している。 5 / 6 問2 次の図3中のカ~クは,オーストラリア,韓国,ケニアのいずれかの国における,国全体の人口および人口第1位の都市の人口に占める,0~14歳,15~64歳,65歳以上の人口の割合を示したものであり,aとbは,国全体あるいは人口第1位の都市のいずれかである。オーストラリアの人口第1位の都市に該当する正しい組合せを,下の①~⑥のうちから一つ選べ。 カ a カ b キ a キ b ク a ク b まず、3つの国を比べるとケニアは発展途上国で人口爆発が起こっている。したがって、年少者の割合が高いはずである。よって、ケニアはキ。韓国は合計特殊出生率が1を切るほど低い国である。それを考えると、年少者の割合が低いのが韓国。よって、韓国はク。人口第1位の都市は、労働力が必要なので、生産年齢の人が集まってくる場所のはずである。すると、生産年齢人口はaよりbのほうが高い。したがって、人口第1位の都市はbである。 6 / 6 問1 都市は,社会・経済的条件だけでなく,様々な自然条件のもとで立地している。下の図2中の①~④は,図1中のア~エのいずれかの範囲における人口100万人以上の都市の分布を示したものである。イに該当するものを,図2中の①~④のうちから一つ選べ。 ③ ① ② ④ インダス川はイの四角の南側を左から右に流れている。このあたりに点が集中しているものを選ぶ。また、③・④は点の数が多いことを考えるとこの2つが中国とインドであると考えられる。選択肢を絞ることも大切。 Your score is The average score is 24% LinkedIn Facebook Twitter VKontakte 0% Restart quiz
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