問1

まず、現在の人口をだいたい覚えておくと良い。
全世界の人口が80億人とする。
すると、アジア50億人、アフリカ10億人よりちょっと多くなっている、南北アメリカ10億人くらい、ヨーロッパ10億人よりちょっと少ない。こんなイメージで良い。
また、人口増加率は試行調査でも扱った通り
2% アフリカ
1.5% 南アメリカ大陸、南アジア
0.5% 東アジア、北アメリカ
0% ヨーロッパ、日本など先進国
注意してほしいのは、「発展途上国は人口増加率が高い」「先進国が低い」という括り。
大きく間違えているわけではないのだが、
アメリカ合衆国は人口増加率が高い。
これは移民が多く、移民は出生率が高いから。
(移民はあまり裕福な人がいないと考えれば上記条件と同じ)
また、中国に関しては人口増加率が低い。というか、人口減少社会が迫っている。
(始まっているという見方もある)
これは一人っ子政策を実施したため、出産適齢期人口が少ないから。
上海など大都会は先進国と同じ条件だが、地方はそんなことはないはず。
それでも出生率が低くなっている。
この問題、地域のくくりが微妙ではあるが、
「東・東南アジア」は「南・中央アジア」より人口増加は鈍いと考えて良いだろう。
問2


これはそれほど難しくないと思う。
① 表を見ればわかるが、合計特殊出生率が高い国は成人識字率が女性の方が高いということはない。
問題を解くときに「どっちがどっちより高い」ということを読み間違えないようにしてもらいたい。
ちなみに、出生率は人口1000人あたり何人の子どもが生まれたのか、という数字。
合計特殊出生率は一人の女性が一生のうちに産む子どもの数の平均。
実は、合計特殊出生率って、とても難しい数値。
でも、いずれにしろ、出生率・合計特殊出生率が高いということは、
女性の社会進出が進んでいない国というのは想像がつくと思う。
これは、その国が先進国か発展途上国かを考えれば良い。
一人当たりGNIなんかを考えればいいということですね。
もちろん、この問題については、表を読み取れば①が誤文であることはわかるはず。
② これも誤文。表を見ればわかる。
合計特殊出生率が高いということは子どもが多いということだから、
女性の労働率は低くなるというのはイメージできると思う。
もちろん、それらの国は識字率が低いことも併せて考えると発展途上国。
育児に対する支援なんかはあまり充実していないのだろう。
そう考えると、まだまだ不十分であることはわかるが、
日本は世界で考えるとマシな方なのかもしれませんね。
③ これは正しい、でいいのではないでしょうか。
伝統的な生活様式が労働率に男女差が出る原因だというのはその通りだと思います。
一昔(といってもそんな昔じゃないですよ)の日本では、
結婚したら女性は仕事を辞めて専業主婦になるというのが当たり前だった。
この当たり前というのが「伝統的な生活様式」だよね。
でも、今は以前ほどそれが当たり前じゃなくなった。
そうすると、あの時の「常識」は一体なんだったんだ、と思うんじゃないかな?
「女性は家に入る」「家庭を守る」とか言ったけど、
今考えると「家に入る」ってなんだ?「守る」って何?って感じでしょ。
でも、伝統的な生活様式がなくなったから女性が働きに出ることができるようになった、
つまり女性の労働力率が高くなった。
さらに、これによって(かどうかは異論があるかもしれないが)合計特殊出生率も下がった。
このように考えると、③は正文だとわかります。
④ これは明らかに違います。
表を見れば、女性の労働力率が一番低いインドの5歳未満児死亡率が高いことがわかります。
よって誤文。
これまでの内容で女性の労働率が低い国は発展途上国だとわかります。
ということは、5歳児未満児死亡率も高くなるのは納得いきますね。
問3


まず、カ〜クを考える。
クがわかりやすい。
全体的に先進国で高位、途上国で低位となっている。
こうなるのは明らかに「安全な水源」である。
難しいのはカとキ。
ぱっと見目立つのは、アフリカの南部。
カは南アフリカ共和国が低位になっている。
(アメリカも低位ですね)
ところが、キは赤道以南のアフリカは全て高位。
そして、アメリカが中位。
BRICSというけど、南アフリカ共和国は今まさに発展している国。
ということは、南アフリカ共和国は完全に発展途上国ではないということ。
すごく単純にいうと
カ = 途上国は高位、先進国は低位という図式が当てはまる。
キ = 途上国は高位、先進国は低位という図式が当てはまらない。
となる。
これを考えると、カは農業就業者割合、キがAIDS死亡率となります。
ちなみに、アフリカの南の方はAIDSの蔓延がひどい地域として知られています。
当然南アフリカ共和国も。また、アメリカでもAIDSの率は高いですね。
そして、解決策。
Xは「医療環境の改善・整備」、Yは「医療の発達」、Zは「栄養状態の改善」とまとめられます。
それと、カ〜クを比べると。
まず、「栄養状態の改善」と「農業就業者数の割合」の組み合わせ。
よく考えると、これは関係ない。
だって、農業就業者数の割合が高くなればその国の栄養状態が改善するって明らかに嘘。
発展途上国は農業就業者割合が高いけど、栄養不足でしょう?
日本やアメリカはその逆。
輸入が多いことや、何より企業的農業を行っているから。
だから、この組み合わせは回答にならない。
次に、キ。
これをX・Yと組み合わせると考えるんだけど、
これも関係ない。
だって、AIDSは下痢を伴う疾病じゃないし、出産とも無関係。
AIDSの死亡率のグラフを見せてキを説明することはできない。
ということで、残るのは安全な水源。
これと関係あるのはXの下痢を伴う疾病〜でしょう。
難民キャンプなどは水が汚いところから下痢が発生。
そこから感染症の蔓延につながることがよくあります。
ということで、Xとクが正解です。
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