キャッシュレス決済
キャッシュレス決済とはお店で何かを買う時に現金を使わないことです。今まではクレジットカードがその主な手段でした。しかし、近年キャッシュレス決済に様々な方法が出てきています。
プリペイド式はあらかじめお金をチャージしておき、その範囲内で使えるというものです。関東圏に住んでいる人はＳＵＩＣＡなどがわかりやすいでしょうか。即時払い式はお金を使うとすぐに銀行口座から引き落とされる方式です。デビットカードなどがこれにあたります。そして、先にあげたクレジットカードは鳩払い式になります。この方法は現金や預金がなくても使えるので、使いすぎてしまう人が出てくるなどの問題があります。
どのタイミングで支払うかだけでなく、どのような手段で支払うかもいろいろなものがあります。クレジットカードの他に、ＩＣカードなど電子マネー、デビットカード、スマホ決済などです。スマホ決済はスマートフォンで店舗のＱＲコードを読み込んだり、スマートフォンに表示されたＱＲコードを店舗で読み込んだりして決済を行います。
キャッシュレス決済のメリットは何でしょうか。我々消費者にとっては、小銭をいちいち出さなくて済む、大金を持ち歩かなくて済むなどの利点が挙げられます。もちろん、現金を卸すために銀行のＡＴＭをいちいち探さなくても済みますし、切符を買ったりレジに並んだりする手間もなくなります。ポイントが付いたりすることもメリットでしょう。一方、店としても会計の時の手間が減ります。ポイントが付くことは消費者の購買意欲を掻き立てますので売り上げ増につながります。
もちろん、手数料がかかることや導入のためには専用の読み取り機械が必要なことは店側のデメリットになりますが、それを補って余りあるメリットがあるといわれています。
日本は世界の中でキャッシュレス決済の普及が遅れている国であるといわれています。政府は2025年にキャッシュレス決済の普及率を40％にするという目標を立てました。2019年に消費税率が10％になったときには、キャッシュレス決済をした消費者にポイントを還元する制度を実施しました。2020年からはマイナンバーカードを持つ人を対象に「マイナポイント」制度を実施し、ポイント還元を行っています。
… マイナンバーカードとキャッシュレス決済普及、消費活性化のために行っている政策
… スマートフォンでQRコードを読み取るなどの方法で決済すること。プリペイド式も後払い式もある。
コメント